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旅行記 ハネムーン戦記 #27

Hi, this is Japanese AKI.

ライバルの出現

ホエール・ウォッチングに来ています。船が出航してカクテルも頼みました。私は夫にこう提案しました。「くじらが見える前にランチを済ませておかない?」ふたりで2階に降りて行きました。

2階には長いテーブルが出されていましたが、食べ放題じゃありませんでした。バーンズやレタス・ハム・チーズのようなものばかりでしたので、合わせていくとハンバーガーができあがりました。3度目のハワイのオプショナル・ツアー『野生のイルカと泳ぐ』で、出されたハンバーガーを思い出し、私は苦笑しました。(これがアメリカン・スタイルなのか...。)

不満を言えばせっかくの旅行が台無しになるので、黙って夫と席についてかぶりついた瞬間です。船内放送がありました。

"We can see whales. Direction of 2 o'clock."
「くじらが見えます。2時の方向です。」

「え!?もうくじらがでたの???あなた!2時の方向にくじらだって!食べてる場合じゃないよ!」夫を急き立てると、隣りのテーブルでおなじく食事をしていた日本人女性3人グループが「ねぇ、あの人がくじらって言ってるよ。」とがやがやと私たちに並びました。

慌てて窓にへばりつきましたが、日本に帰ってきてから思い出せば2時の方向を見ていませんでした。「3階に行くよ!」また夫を急き立てて、今度は5人でぞろぞろとデッキに戻って行きました。デッキに出るとくじらは見えました。何頭もいて盛んに潮を吹いてはもぐっていく大きな尾ひれが見えます。真後ろにニックが腰掛けていたのでふり向いて

"How many are they?"
何頭いるの?

"Five."
「5匹だよ。」

(へー。)と思ってもう一度くじらを見ましたが潮を吹いては潜っていくので、私が想像していたような「わー、こんなに大きいんだ!」という『サイズ』が見れません。いっぺんにくじらに飽きた私はニックの隣りに腰掛けました。

"Can you see the whales every day?"
毎日、くじらを見れるの?

"Yeah. Eeeeevery day!!"
「ああ、まーいにちね!」

ニックはうんざりしたように言いました。私がまだ話しかけようとした瞬間、白人のおばさんがやはりニックに話しかけました。ふたりはものすごいネイティブ・スピードでしゃべりだしたので、私が参加できるレベルじゃありませんでした。

ふたりの話題はマングースの発音について「マンース」かもしれないと言い合っていたので私はこころの中で(マンースだよぉ!)と叫んでいました。

Thank you for listening. I hope you like it and follow me.

音声でもどうぞ→Face Book, Aki Chiba


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