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旅行記 ハネムーン戦記 #41

Hi, this is Japanese AKI.

言い争い

ケーキをゲットできずにテーブルに戻った私は、ショーを待っていました。ところがいつまで待ってもショーを見かけません。しびれを切らして通りかかった別のウェイターに声をかけました。

"Excuse me. Where's Sho?"
すみません、ショーはどこ?

ウェイターが首をふんっとふりました。?マークだった私はさらに

"I'm looking for Sho."
ショーを探してるんだけど。

ウェイターがまた首をふんっとふりました。またわからなかった私は

"Then can I order to you?"
じゃあ、あなたに注文してもいい?

"No. Sho."
「ダメだ。ショーだ。」

"So, where's Sho !?"
だから、ショーはどこ!?

ウェイターが今度は大きく首をふりました。3度目にして私はやっとそちらに目をやりました。するとどうでしょう。ショーは日本人の女の子4人グループの席にどっかり座り込んで、メニューの説明をしているようです。(呆れた!)私が話しかけたウェイターがショーを叱りました。

"Sho!! Do your job!! Take her order!!"
「ショー!仕事をしろ!彼女の注文を取れ!」

"Sorry. And what's your order?"
「すみませんでした。で、注文は?」

"Sho, come with me."
ショー、一緒に来て。

こうして私はショーを連れてショーケースに行き、やっとケーキを注文しました。ケーキはとてもおいしくて私はおかわりをしたかったのですが、夫に食べ過ぎだと心配されました。ですが日本に帰ってからも、もう一度食べたくて今も後悔しています。

お会計はカードで払ったのですが最終日だったので現金を減らしておきたくて現金でチップを払うことにしました。私はチップが現金のときは "Cash" と書き込むということを知らなかったので、空白のままサインだけして伝票を渡しました。

そこへショーが伝票を持って戻ってきて、ネイティブスピードでまくしたてました。聞き取れたのはわずかで

"You didn't pay the tip!!!!!"
「チップを払ってないじゃないか!!!」

カチンと頭にきた私も大きな声を出しました。

"I don't wanna put the tip on the card!! See!? I'll pay in cash!!"
カードでチップは払いたくないの!わかった!?現金で払うわよ!

そして、最初から弾んであげるつもりで用意していた20ドル札をテーブルに叩きつけました。ショーがヒューと口笛を吹いて、サッと20ドルをポケットにしまいました。そしてご機嫌な声で

"Thank you!!"

と、言ったのです。

レストランを出た私は、驚いて夫にこう言いました。「アメリカ人ってげんきんね!」「まさに現金だけにね。でも現金でもらったほうが働いてる人もうれしいんじゃないかなぁ。」夫はそうは言っても、ショーと言い合いになった当の私は複雑な気分のままでした。

Thank you for listening. I hope you like it and follow me.

音声でもどうぞ→Face Book, Aki Chiba


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