旅行記 逃避行ハワイへ #07
Hi, This is Japanese AKI.
救命
部屋の引っ越しで時間をとられたので、私と息子は急いで出かけました。シェラトンワイキキホテルでお迎えを待って、これから『野生のイルカと泳ぐ』というオプショナル・ツアーに行きます。
私たちはバスに乗って大都会を抜け、海岸線を走って行きました。港について平べったいゴムボートをドラえもんの道具で大きくしたような船に乗せられました。船の中にはぐるりとベンチがしつらえてあります。
みんな船に乗り込んでいよいよ出発です。イルカの魚群を探して到着地の決まっていない冒険に出発しました。しばらく海の風に吹かれていましたが、ついに船が停まりました。イルカの魚群を見つけたようです。
泳ぐ人には水中眼鏡とスノーケルが配られました。私も受け取ってみんなについて、はりきって海に降りて行きました。ところが。体が思ったように動かず、船からも離れみんなにも置いて行かれ海のど真ん中に取り残されてしまいました。
困って立ち泳ぎしていると
"Here!! Catch this!!"
「さぁ!つかまるんだ!」
と、船から救命用の浮き輪が飛んできました。(えええ?)とイルカのほうを未練がましくふり向きながら仕方なく浮き輪をつかみ、船に引き上げられました。スタッフの中には一人だけ綺麗な日本人女性いました。「だいじょうぶですか???」と声をかけてくれましたが、私は返事ができませんでした。
私はショックを受けていて、船にはダンナさんが泳いでいるのを待っている奥さんたちが何人もいたので、恥ずかしさもあり、バスタオルにくるまって(これも病気のせいかしら...?)と思いあぐねていました。
野生のイルカと泳いだみんなが戻ってきて、つぎのスポットを求めて船が動き出しました。また船が停まり息子はスノーケルを手に、さっさと行ってしまいました。スイミングスクールでスノーケルの特別講習も受けさせていたので、息子は絶好調。まるで天国と地獄です。
私はお互い口もきかない奥さんたちと、船の上でひたすら息子が帰ってくるのを待っていました。やっとみんなが帰ってきたと思ったら、スタッフが3か所目のスポットを探すと言っています。(えー!!!まだ行くのぉ?)私はすっかり嫌になって早く帰りたくなりました。
Thank you for listening. I hope you like it and follow me.
音声でもどうぞ→Face Book, Aki Chiba
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