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旅行記 逃避行ハワイへ #06

Hi, this is Japanese AKI.

引っ越し

最高の朝食を取ってホテルに戻ると、エレベーターに向かった私をレセプションのホテルマンが呼びました。ホテルマンに呼ばれるような用事がある、身に覚えのなかった私はそのままエレベーターを待っていました。

"Excuse me, ma'am. Excuse me, ma'am!! EXCUSE ME MA'AM!!"
「すみません、すみません!すみません!!!」

"Yes?"
はい?

"We decided to change your room."
「ホテルはあなたの部屋を替えることに決めました。」

"Ah...Is it so?"
あー、そうなの?

(何かマズかったかしら?お風呂を洪水にしたのがいけなかったのかな?)とアレコレ考えていましたが

"We'll help your move. Shall we?"
「引っ越しをお手伝いいたします。行きましょうか?」

"Oh, Okay..."
あー、わかりました...。

「こう君、部屋が替わるんだって。荷物をまとめてね。」こうしてホテルマンと部屋に戻りました。私たちが詰めたかばんをホテルマンが持ってエレベーターに乗るとホテルマンは1階を押しました。(え?1階???追い出されるのかしら?)

1階に着くとホテルマンは斜め向かいにあったエレベーターのボタンを押しました。このエレベーターは使われているところを一度も見たことがなかったので、初めてハワイに来たときから謎のエレベーターだったのです。業務用なのかと思っていたぐらいでした。

ホテルマンは3階を押しました。着いてみると「うわぁ!」通路がぜんぶ吹き抜けになっていて風がさえ渡っています。クヒオアベニューが間近に見えました。ホテルマンは一番端のドアを開けました。

"Here we are."
「はい、着きました。」

息子は大喜びで駆け込んで、私は恐る恐る覗き込みました。「ママー!見てー!」部屋はリビングがあり、そのつぎにキッチン、その奥にベッドルームがありました。

"Oh my gosh!! Are you sure???"
まー、何てこと!ほんとにいいの?

"We're really sorry about yesterday. We hope you like here."
「昨日は本当に申し訳ありません。ここを気に入ってもらえるといいのですが。」

"I love it!!"
もちろんです!

"Enjoy your stay."
「楽しい滞在を。」

ホテルマンが行ってしまったあと、私と息子は自分たちじゃ絶対泊まれない豪華な部屋できゃーきゃー喜びました。

Thank you for listening. I hope you like it and follow me.

音声でもどうぞ→Face Book, Aki Chiba

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