♬ファースト・ステップ
私の記憶の中であなたが愛してくれるなら
それだけで私は幸せでしょう
もし映らない鏡であったとしても
あなたに捧げるつもりの歌だったけど
いつの間にか不満を並べてた
あなたに何かを求めるつもるはなかったけど
いつしか心の中で我慢をしていたんだ
あなたに応えてくれとは言わないけれど
いつも私の気持ちは傷ついてしまうんだ
そうして夜は更ける
割れた半月が私の心のよう
いつまでも埋まらないベッドの片側
独りでいるってもうたまらないんだ
あなたを忘れて歩き出そう
最初のファースト・ステップ
ぎこちない爪先
私の記憶の奥にあなたが在ってくれるなら
それだけで私は安まるでしょう
ただ掴めない影だったとしても
あなたに捧げるつもりの歌だったけど
気づかぬうちに涙がこぼれた
あなたの傍にいることを期待しなかったけど
現実になったとき夢が見れなくなったんだ
あなたにこれ以上伝える術はないけど
どうにも私の胸は震えてしまうんだ
こうして朝が来る
差し込む朝陽が決心を誘う(いざなう)
どこまでもゴールのない人生の道程
独りでいるってもう疲れたんだ
あなたを忘れて歩みだそう
最初のファースト・ステップ
おどおどした足取り
遠くで鳴いてる鳥たちの
今日がはじまる生きる生の強さ
少しばかりの感動と
今日を生きてくネジが巻かれる
夜明けにうんざりしながらも
あなたにと言葉を探し紡いでいくんだ
一重二重と胸に巻き付けて
もう届けることはできないけど
私の血肉となる言葉を探して
踏み出すファースト・ステップ
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