「モチベーション」は与えられない!?
人が動機づけられるためには「外的報酬と内的報酬」があると言われます。
改めて説明は必要ないほどよく使われる概念です。
「外的報酬」は、給与や労働条件、福利厚生といった私たちが仕事をしたり生活して行く上で重要な要素といえます。これらが揃うと企業の「働きやすさ」を実現できる方向にむかいます。
しかしそれだけで動機づけられ、イキイキと顧客や仲間のために「価値を提供できる」よう前向きに働けるか、というとそうでもありません。
もう一つの動機づけ要素と言われるのが「内的報酬」です。
それには、一般的に
・仲間や外部ステークホルダーから「褒められる」
・仕事や貢献が認知される(自分の存在価値が認められる)
・コミュニケーションがある ・達成感を味わえる
・未来を創ることができる ・成長する実感がある
・自主性が発揮できる…などがこれに該当します。
これらの内的報酬で「働きがい」を促すことができます。
そして、後者である「内的報酬」の要素から気づくべきポイントは…
「そのほとんどは、会社が自分たちに与えてくれるものではない」
ということです。つまり自分たちが「自ら動いた結果」として得られる”報酬”なのです。
企業理念やクレドは、内的報酬を得るために「自ら動く」ことを促すツールであるべきだ、と定義している企業もあります。