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【過去編】 v15-2 tsuruken
みなさんこんにちは、JapanXCollegeのTakaです。
前回の記事では「今」のtsurukenに迫る内容をお届けし、大変多くの反響をいただきました。
彼がどのようにプロジェクトを立ち上げ、どんな想いを持って挑戦しているのか。「もっと彼のルーツを知りたい」という声が多く寄せられました。
そこで今回お届けするのは、tsurukenの“過去編”です。少年時代からどのように歩みを進めてきたのか、そして現在に至るまでに何を得て、何を捨ててきたのか。彼の原点とも言えるストーリーをぜひご覧ください。
今回はtsurukenの過去編をお届けします!
現在のtsurukenについてはこちらのリンクから↓
サッカーに捧げた少年時代
tsurukenの幼少期は、サッカー男児そのものでした。小学生の頃からとてつもない情熱で自主練習に励み、キーパーとしてフットサルの試合にも積極的に参加。近所の人々が「この子はプロになるんじゃないか」と思うほどの熱意を見せていました。しかし、彼がセレクションを受けたいと思った矢先、親に反対されてしまいました。そのセレクションを受けない限りは、自分の理想に叶うようなレベルの環境ではプレーできないと考え、サッカーからは遠ざかっていきました。
この段階で彼は、高みにいけなければ意味がない、といった強い信念が垣間見えます。
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高専時代と情報への興味
今や高専生のtsurukenが情報分野に興味を持ち始めたのは小学校2年生の頃。親が与えてくれたPCでマインクラフトに夢中になり、いつしか複雑なゲームの設定やプログラムを自分でいじるようになったとのこと。
そこからの興味で高専に進学し、情報学科を志望していましたが、機械電子学科に進むことに。その学科選択に戸惑いながらも、授業を通じて新しい視点を得ていきました。特に、学科ならではの、ハードウェアとソフトウェアを融合させるプロジェクトでは、自分の可能性を広げる感覚、エンジニアとしての楽しさを味わったと言います。
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苦悩と挫折、そして成長
学生生活は決して順風満帆ではありませんでした。初めてのアルバイトの面接では条件が合わず不採用。(それから落ちた面接は20回にものぼるとのこと….)
「セブンイレブンで働き始めるも、電子レンジでソースを加熱して爆発させてしまう失敗も経験しました。」
学業とアルバイトの両方が忙しい日々の中で、学業との両立に悩むことも多かったそうです。しかし、その失敗を乗り越え、自分に足りない部分を見直す機会にしたのは彼の素晴らしい才能でしょう。
こうした試練の中で、友人や先輩からの支えが彼のモチベーションとなり、自己理解を深める助けとなったと振り返っています。
ファッションと起業家精神
「事業を始める直前まで、僕は後先を何も考えてないような人間でした。でも、ファッションという好きなことを他の人から求められていると気づいて、事業にのめり込んでいったんです。」
高専時代、彼の関心はファッションや起業にも広がっていきました。学生団体に所属し、オフ会で出会った仲間たちと交流しながら、画像生成AIを活用したファッションアイテム制作のアイデアを実現しようと試みました。この活動を通じて、ただの趣味ではなくビジネスの可能性を模索することに。ピッチ大会にも参加。その中で出会った中澤治大氏は、彼の才能に目を付け、新たな挑戦の場を提供してくれたと言います。中澤氏との出会いは、tsurukenにとって大きな転機となり、挑戦する意欲を一層高めるきっかけとなりました。
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LaMuseと留学の葛藤
高専生活では、さまざまな選択肢の間で葛藤する日々が続きました。留学の計画やテスト、ピッチ大会など、タイトなスケジュールの中で自分の時間の使い方を再考する必要がありました。最終的にはLaMuseというプロジェクトへの集中を選び、留学のチャンスを一旦見送ることに。その選択に悩むこともありましたが、「今やるべきこと」に集中した結果、LaMuseは少しずつ形になり始めたそうです。この決断が、後の成功への道筋をつける結果となりました。
起業家としての歩み
tsurukenの家系を遡ると、起業家精神が受け継がれている背景があります。
鹿児島で布団事業を営んでいた祖父や、その苦労を間近で見ていた父からは、挑戦には責任が必ずのしかかるということが、大切さを学んだとのこと。
LaMuseの資金調達に挑む際には、初期段階の投資家を説得する難しさや、自らのプレゼン能力を磨く必要性に直面しました。幾度も試行錯誤を繰り返す中で、ビジネスの実践的なスキルを身に付けていったと語ります。その経験を通じて、プロジェクトを具体化するために必要な現実的なアプローチを学び今に至ります。
未来への挑戦
「夢中さだけは負けないので、今とても楽しいです。」
例え拒絶されることがあったとしても、サッカー、コンピューター、ファッションと、自分の没頭できるさまざまなものに出会い、体当たりし続けてきたtsuruken。
この言葉には純粋な熱意とそれを追いかける彼の理屈がありました。
彼のストーリーは、楽しむこと、夢中になることが持つ力を示す好例と言えます。tsurukenの挑戦は今後も続きます。
本記事はJapanXCollegeのTakaが執筆いたしました。JXCは変動する社会の中で何が大切なのかを探し求めます。足掻きます。note記事をまとめた本を出版する予定です。ただ本を出版するだけではなく、手にとって共感した読者が執筆側にまわり、価値を広めることや、ネクストアクションに実際に貢献できるようなエコシステムにしていく計画です。
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