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【防衛費増額で株高⁉】今後数年間で上がり続ける銘柄とは

それはずばり、防衛関連株。

最近は世界的に、戦争に向けた緊張感が漂ってきています。少し前に、中国が日本に侵入してきたニュースで話題になったりしました。

また、日本の商社株を購入したウォーレン・バフェットが次に買うのが防衛関連株とも噂されています。

とはいえ、この動画の作成者さんによると、現在はやや割高なので、今後一度下落する可能性があるとの事。

とはいえ、今後数年にわたり注目され、2027年にはピークを迎える可能性もあるので、注目したいセクターです。

というわけで、早速本題に入っていきましょう。

今回参考にした動画はこちら↓



戦争は儲かるビジネス

前提として、戦争はビジネスの一つとしてとらえられるくらい儲かる、と言われています。

直近の2022年、ロシアウクライナ戦争の前後で、世界最大の軍需企業であるロッキードマーティン者の株価は爆上がりしています。

戦争があれば、発注が増えて、軍需産業は必然的に儲かります。それにより株は買われ、株価が爆上がりします。

また、儲かるのは軍需産業だけではありません。

軍服や医療品、食料と言った、大量の物資が必要になります。その分関連企業への発注が増加して、関連企業も儲かります。

仮に直接的な戦争が始まらなかったとしても、国際関係が緊張すれば、国家の軍事費が増加します。軍事費が増えれば、軍需企業は半自動的に儲かります。

ちなみに、自民党の憲法改正草案では、戦争をしないという言葉が消え、代わりに、国民に国防を義務付けるような言葉が追加されました。

憲法改正草案以外にも、日本は台湾有事に向けて着々と準備を進めています。

例えば、防衛費の増額。

日本は、2027年に向けて、防衛予算を増額する事に決めました。内容は以下の通り

・2024年度の防衛関連予算がGDP比の1.6%
・2027年度はGDP比2%を達成する

防衛関連予算がGDP比というのは、国のお金の使い方がどれくらい防衛に使われたかというのを、GDPと比べたものの事。

例えば国が100円稼いだとして、2円を防衛に使うとすると、防衛予算はGDPの2%になます。

そうなると、先ほどの内容では、2023年の防衛費が約5.5兆円で、GDP比で約1%、2027年までにGDP比2%、約11兆円の防衛費を確保すると国が言っているのです。

要は、今までの2倍のお金が防衛に流れるようになるという事。

これらの事から、防衛関連の株は確実に上がるであろうと予想できます。

これから上がる防衛株

1,三菱重工

三菱重工は、主に

エナジー事業
プラント・インフラ事業
物流関連事業
防衛・宇宙関連事業

の4つを行っています。メインの事業はエナジー事業で、売り上げ収益の40%近く占めています。売上以上に事業利益が伸びているのがエナジー事業の特徴です。

そもそもエナジー事業とは、電力関連の事業の事。

2024年第一四半期決算資料を見ると、エナジー事業が好調な事が分かります。

というのも、決算書では、売上高はそんなに伸びていないものの、利益が大きく伸びています。これは値上げの影響もあると思いますが、CTCCが伸びている事が大きく影響しています。

CTCCとは、化石燃料を使用したクリーンかつ高効率な発電設備で、収益性が高いのです。このCTCCの受注率が、前年同期比と比べて大幅に増えており、これが事業利益の増加に貢献していると思われます。

更に、防衛・宇宙事業に関しては、受注高はなんと前年よりも3.4倍ほど増えています。

防衛・宇宙事業とは、戦闘機や潜水機、エンジンなど。

ここまで見れば、防衛費の増額に伴い、今後も三菱重工はアツい企業だと思われるでしょう。

でもここで注意したい事があります。

2024年の防衛・宇宙事業の受注見通しを見てみると、2023年と比べて減少する予想がされています。これは、防衛費を増額するからと言って、毎年受注が増えるわけではないという事。だから、1年単位で必ずしも上がるとは言えないのです。

では、どのタイミングで株を買えばいいのかというと、現在のPERは、約27倍と割高です。もしトラの風潮で、市場が防衛費が増額されると見込んだ結果、若干相場よりも値上がりしているとも見れます。

とはいえ、長期的に見れば、買いの材料がそろっている銘柄でもあるので、一度下落が起きたタイミングで買いを入れるのが良いと、この動画の作成者さんはアドバイスされています。

2,日本製鋼所(JSW)

日本製鋼所は、三菱重工が作るパーツや戦車の砲身を製造しています。こちらも、防衛費が増額されたタイミングで、株価が上昇しています。

過去に原子力関連で株価が上昇した歴史もあるので、これから再生可能なエネルギーの需要が高まれば、さらなる株価の上昇を期待できるでしょう。

3,東京計器

東京計器は、航空宇宙、海洋、防衛関連の機器を手掛けている精密機器メーカーです。

東京計器もいくつかの事業を行っていますが、防衛関連の売り上げは全体の30%を占めています。

先ほどの三菱重工に比べれば規模は小さいものの、防衛費増額で大きく恩恵を受ける企業です。

株価は、2024年にかけて爆上がりしています。2025年3月の第1四半期決算では、前年同期比と比較して受注高は11.6%増加、受注残高は38.7%増加と、過去最高を更新しています。

ちなみに、受注高と受注残高の違いは、

受注高:既に受けている仕事
受注残高:これから受ける予定の仕事

これらの数値は、防衛関連で大きな伸びを見せています。それも、過去最高値更新と書いてあります。

現在受けている仕事は1.2倍を超えており、それに加えこれから受ける仕事の量は1.5倍以上。

要は、どんどん仕事の発注依頼が来ている状態なのです。

今後の見通しも良いとされ、当期純利益も、約25%プラス予想。

株価は、ここ10年で10倍に膨れ上がり、2023年から急激に上がっています。ですが、7月後半から急激に下がっています。まさに、期待感で上がりすぎた株価が移動平均線に戻ってくるかの様な動きです。

チャートを見ると、不安になってくるものの、先ほども述べたように、東京計器は受注残高がかなり増加しています。今後も伸びる可能性があり、買いの材料がそろっているので、今が買い時だとこの動画の作成者さんは予想しています。

おまけ

防衛関連株は、三菱重工も東京計器も、どれも同じような動きをしています。

実は、他にも同じ動きをする企業があります。それは、川崎重工業。

先日、船舶用エンジンで20年以上にわたって燃費性能のデータを改ざんした事で話題になっていました。

この事件のはじまりは、IHIの子会社や、日立造船の子会社で次々と見つかったことで、国土交通省が各社に調査を依頼した事です。

そうしたら、川崎重工業が燃費性能に関わる測定データを、取引先と決めた数値の範囲内に抑えたいがために、意図的にデータを書き換えていたことが判明。

そんな川崎重工ですが、株価は他の防衛関連と同じような動きを見せています。これは、市場が、防衛費増額による期待感を持っているとも見れます。

最後に

不謹慎ではありますが、戦争への兆しが見えれば、防衛関連の株価が上がる事はほぼ間違いないと見れます。

我々一般人でも、日本が戦争に巻き込まれるようなことがあれば、防衛費をもっと増額して欲しいと自然と思いますよね。

憲法改正草案では、日本が軍備を持つことを許すという事を言っているようなもんです。

国が武器を持つことが当たり前になれば、今後防衛関連企業にお金が流れるのは必然です。

かつて2017年から2021年に、アメリカで防衛予算が増額されたとき、世界最大の軍需企業であるロッキードマーティンの株価は、最大で89%も上昇しました。

このことからも、防衛費が増えれば、日本の防衛関連株も爆上がりすると予測できます。

とはいえ、投資はいつでもリスクがつきものなので、防衛関連株に全額突っ込むようなことはしないように。

あくまでも、こういった背景を知って、買い時を見計らっておくようなスタンスが良いでしょう。

以上!今日はおしまい。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。ではでは★

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