【トレンドを活用して勝つ!】テクニカル分析の完全総合まとめ④
前回は、チャート分かるトレンドを利用して分析する方法を紹介しました。
前回の記事はこちら↓
今日は、トレンドが反転する時のチャートのパターンを紹介します。
今回参考にした動画はこちら↓
では今日もテクニカル分析を学んで、売買の精度を上げていきましょう!
2種類の反転パターン
1、ヘッドアンドショルダーズ
特徴
・最もよく現れる反転パターン。
・反転パターンの原型(反転パターンには色々なものがあるが、全てこのパターンに基づいている)
パターン形成の流れは以下の通り
①上昇している(前提:トレンドの存在)
②支持線までの下落で出来高が下がっていても問題ない。
③上昇しているのに①よりも出来高が少ない(市場参加者が違和感を感じる)
④トレンドラインを下抜け、前回の安値②近くまで下落(この時点で、上昇から下落するかもと警戒)
⑤③を超えれず、出来高が減少→横ばいトレンドへの移行
⑥②と④を結んだネックラインを下抜けると、安値が切り下がり、ヘッドアンドショルダーの完成→下降トレンドへ移行
⑦上昇するも、④を下回り、下落していく
もし、⑥まで待てないという時は、出来高を見てください。
下落しているときに出来高が増加しているという事は、売り圧力が増えているという事。つまり下落トレンドの兆候。
テクニカル分析の反転パターンを知る場合、まずはこのパターンから覚えるのが良いでしょう。
2,ダブルトップ・ダブルボトム
上昇トレンドで出たらダブルトップ、下降トレンドで出た場合はダブルボトムになります。
特徴
・ヘッドアンドショルダーズの次によく出る
・見分けるのが簡単
パターン完成の流れ
①新高値を付ける
②下落。出来高がやや減少
③①よりも下に高値を付ける。出来高が①よりも少ない=買い需要が少なくなっている
これを潜在的ダブルトップといい、ダブルトップの前兆と言えるので、警戒が必要。
④この④が仮に②と同じくらいであればこのまま横ばいトレンドへ。②を下抜けると、ダブルトップが完成し、下降トレンドへ移行したと考えられます。
このダブルトップのトレンド転換察知では、下値の目標値の推定も活用法としてあります。
下値目標値=②ー(①ー②)
つまり、①から②の幅と同じくらい下がったところを下値目標値とします。これは、ダブルボトムでも同じように求められます。
2種類の継続パターン
継続パターンとは、現在進行中のトレンドの一時休止を言います。ですので、継続パターンでは、すでにトレンドが形成されている事が前提となってきます。
では、継続パターンの紹介に行きましょう。
1,トライアングルパターン
トライアングルパターンには3種類あります。
①対象トライアングル
特徴
・上値は切り下がり、下値は切り上がる
・上昇トレンドでは、上値を繋げた上辺の線を突き抜けて上昇トレンドに入ります。
・下降トレンドでは、下値を繋げた下辺の線を突き抜けて下降トレンドに入ります。
②上昇トライアングル
特徴
・上昇トレンドで出てくるパターン
・上辺は水平、下辺は切り上がる
・下値が切り上がっているので、買い圧力が強いので、ホールドして次の上昇トレンドでしっかり利益を取りたいところ。
③下降トライアングル
特徴
・下降トレンドで出て来るパターン
・上辺は切り下がり、下辺は水平
・下辺が水平だからと言って買うのではなく、上値は切り下がっているのでまだまだ下降トレンドは続くと考えるべきです。
では、やや応用して実践的に解説します。
これは、対象トライアングルの図。ここで注目すべきポイントをまとめました。
①少なくとも4つの反転が必要(上辺、下辺が引ける)ここでは、6つの反転があります。
②パターンの幅の2/3から3/4でブレイク
これはどういうことかというと、下の手順で求められます。
1,上辺、下辺を引く
2,パターンの幅を求める(上辺と下辺の交点からベースを引いた日数)
ここでは、1月20日から10月12日を引いて、100日となる。
3,ベースからブレイクポイントを逆算する
100x2/3または3/4=66~75日
つまりベース(10月12日)から66~75日後、12月18日から12月27日あたりにブレイクするだろうと予測できる。
このブレイクポイントを予測できれば、これに合わせて自分の資金を仕込んで、効率よく売買することが出来ます。
2,フラッグ
特徴
・トレンドの中間あたりに出てくる
・活発な相場の中の小休止(1週間~3週間の短い期間で形成される)
このように、フラッグは、株価が急上昇した後に現れ、高値と安値の幅が平行に推移し、名前の通り、フラッグのような形になります。
その後、上値のトレンドラインをブレイクし、再び上昇トレンドへ入っていきます。
では、このフラッグの注目ポイントを説明します。
①進行中のトレンドと反対方向に形成
前の株価上昇を、異常な上昇と考えた市場参加者の利確によるもの
②パターン形成中は出来高が減少する
売るべきと考える市場参加者が少なくなってきているサイン
③トレンド継続時は、出来高の増加で判断する
ここで出来高が多くなると、この銘柄はまだまだ伸びると考える人が多いという事。つまり引き続き株価は上昇すると考えられます。
④目標株価が推定できる
目標株価というのは、フラッグの上値をブレイクした後、どこまで伸びるかという目標株価。
その推定方法は以下の通り
1、前の株価急上昇の幅を求める
2000円ー1500円=500円
2,ブレイク時の安値から目標株価を推定
1700円+500円=2200円
この計算で、普段、株価が上昇すると焦って利確してしまう人も、目標株価を計算すれば、まだまだ上昇する銘柄を保有しておけます。
今日はここまで!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。★
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