【基本から応用まで】ローソク足パターン14種
ローソク足は、投資家の思惑が繁栄された最高のツールです。ろうそく足だけでも今後
の値動きが予想できるくらい、重要な指標です。
もちろん、ローソク足だけで判断するのはお勧めできませんが、ローソク足を覚えて、これまで紹介したチャートパターンと組み合わせる事で、より精度の高いテクニカル分析が出来るようになるので、是非覚えておきましょう。
今回参考にした動画はこちら↓
ローソク足の意味
※ここからは図で説明しますが、陽線、陰線の色はお使いの証券会社によって色が異なるので、自分のチャートを見る時は色を間違えないように注意してください。
ローソク足には、陽線と陰線の二つの種類があります。陽線は、始値よりも終値が高い形、陰線は始値よりも終値が低い形です。
太い部分を実体、上と下の線を、上ヒゲ、下ヒゲといいます。
陽線の作られ方の例として、
100円のレートでスタートして、99円の安値を付け、その後上昇して、103円に達し、102円で終わると、このようになります。
陰線は、102円でスタートし、103円に達し、99円に下落し、そのあと100円で終了するとこのようになります。
ローソク足は、1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、8時間足、日足、週足、月足、といったように、様々な期間があります。
見るべき時間足は、自分の投資スタイルで決めるといいでしょう。
下の表は、自分のトレードスタイルに合った、見るべき時間足を示しています。
上位足で、全体のトレンド状態を確認し、下位足で、細かなエントリータイミングを見計らっていくのが良いでしょう。
ローソク足の種類
これから紹介するローソク足は、どの時間足でも当てはまります。
1,大陽線
実体が長い陽線
買いの勢いが強く、上昇トレンド継続や、安値圏で発生する下降から上昇への転換を示す。
これが起きる=非常に強い上昇が起きている
2,大陰線
実体が長い陰線
売りの勢いが強く、下降トレンド継続や、高値圏で発生すると、上昇から下降への転換を示す。
これが起きる=非常に強い下降が起きている
では、大陽線と大陰線の反転パターンを以下のチャートを例に見てみましょう。
この図の①では、下落トレンドで下がっていったところに長い大陰線があり、その隣に長い大陽線があります。つまり、大陰線で下がったけどそれを打ち消すほどの強い買いがあったという事です。ここでは、下落の底値圏で反転パターンが見られているので、狙うべきは買いという事になります。
②では、上昇していったところで上値が抑えられ、陽線の後、上昇を打ち消す大きな陰線が出た事で、反転しています。
③は、反転ではなく、下降トレンドを更に強める継続のシグナルです。この大陰線のあと、更に下落していくというシグナルです。
3,小陽線
実体とヒゲが短い陽線。「コマ」とも呼ばれる
レンジ相場でよく見られ、相場の迷いを示す
これが発生=上に行くか下に行くかよくわからない状態
トレンドがはっきりしていないので、取引は控えるのが最善の選択肢
4,小陰線
実体とヒゲが短い陰線。「コマ」とも呼ばれる
レンジ相場でよく見られ、相場の迷いを示す
これが発生=上に行くか下に行くかよくわからない状態
トレンドがはっきりしていないので、取引は控えるのが最善の選択肢
では、下の図を例に見てみましょう。
この丸で囲った部分がレンジ相場。ここでやってはいけないのは、売りと買いを繰り返して、損切りをたくさんする事。ここでは取引を控え、このレンジ相場を抜けて明確なトレンドが出てから売りを行うのが良いでしょう。
こういった無駄な動きを排除していくことで、勝率の高いトレードだけを実現していくことが出来ます。
5,上影陽線
非常に長い上ヒゲが付いた陽線
元々上昇したが、その上昇が打ち消されるほどの強い売りがあった事を示す
高値圏で発生したら、上昇から下降へのシグナル
6,上影陰線
非常に長い上ヒゲが付いた陰線
元々上昇したが、それが打ち消されるほどの強い売りがあった事を示す
高値圏で発生したら、上昇から下降へのシグナル
7,下影陽線
非常に長い下ヒゲが付いた陽線
元々下落したが、それが打ち消されるほどの強い買いがあった事を示す
安値で発生したら、下降から上昇へのシグナル
7,下影陰線
非常に長い下ヒゲが付いた陰線
元々下落したが、それが打ち消されるほどの強い買いがあった事を示す
安値で発生したら、下降から上昇へのシグナル
次回は、これらのローソク足の組み合わせシグナルを紹介します。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
※この記事で説明している陽線、陰線の色はお使いの証券会社によって色が異なるので、自分のチャートを見る時は色を間違えないように注意してください。
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