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【Deepseekって実際どうなん?】NVIDIA株暴落について心配いらない理由
NVIDIAの暴落の要因と考えられている中国のDeepseekとは、そんなにやばいのか、いったい何なのかを解説します。
S&P500を引っ張ってきたのはNVIDIAなので、積み立てIndexだけの人にも切り離せない内容なので、今回の下落の背景を是非知ってほしいと思ってこの内容にしました。
それでは早速本題に入っていきましょう!
1. Deepseekとは
DeepSeek R1の概要
DeepSeekは、中国のAIスタートアップであり、2025年1月20日にAIモデル「R1」を発表しました。このモデルは、OpenAIの最新モデル「o1」と同等の性能を持つとされています。
性能
DeepSeek R1は、以下のベンチマークテストで高いパフォーマンスを示しています。
このR1は、OpenAIやMetaの最先端AIモデルと肩を並べる性能を持つとされています。これを支えるのが、NVIDIA製の約5万台のH100 GPUです
H100は、膨大な計算力が必要な大規模AIモデルのトレーニングに適しています。
これらの結果から、DeepSeek R1はOpenAIのモデルと同等、またはそれ以上の性能を持つことが示唆されています。
財力
コスト面では、H100の価格は1台あたり数万ドルと高額であり、5万台の保有には相当な資本が必要です。
この大規模な設備投資は、Deepseekの財務基盤が非常に強固であることを示していますが、その一方で高コストの維持が課題となる可能性もあります。
コスト効率
DeepSeek R1の特筆すべき点は、そのコスト効率の高さです。開発コストを約560万ドル(約8億6500万円)と大幅に抑えており、計算処理能力が限られた環境でも高性能を発揮する設計となっています。
さらに、APIの利用料金もOpenAI o1の25分の1以下と、非常に低コストで提供されています。
オープンソース戦略
DeepSeek R1は、MITライセンスの下でオープンソースとして提供されており、商用利用などが自由に行えます。この戦略は、従来のビッグテック企業のビジネスモデルを根本から揺るがす可能性があります。
以上の事から、DeepSeekの最新AIモデルR1は、性能面でOpenAIやMetaのモデルと肩を並べるだけでなく、コスト効率やオープンソース戦略においても革新的な取り組みを行っています。これにより、AI業界に大きな衝撃を与えています。
2. Deepseekに投資する際のリスク
DeepseekはAI業界での急成長企業ですが、投資先としてはたくさんのリスクがあります。
① 中国経済の不安定性
不動産バブルの影響:中国では不動産市場の低迷が続いており、これが経済全体に悪影響を及ぼしています。
② 政治リスク
独裁政権による規制変更の可能性:中国政府は新しい規制や法律を突然導入することがあり、これによりビジネス環境の予測が難しくなっています。
③ 政府の圧力
企業への圧力事例:過去には、アリババの創業者ジャック・マー氏が政府からの圧力を受け、公の場から姿を消す事態がありました。また、米国企業の中国法人スタッフが当局から拘束や尋問を受けるケースも報告されています。
④ 国際的リスク
地政学的リスク:中国と他国との政治的緊張や貿易摩擦は、企業の国際的な事業展開に影響を及ぼす可能性があります。米中間の地政学的緊張や輸出規制など、国際的な政治リスクも投資判断に影響を与えます。特に、技術移転や知的財産権に関する規制強化は、国際的なビジネス環境に不確実性をもたらします。
⑤ 技術量産能力の差
NVIDIAとの比較:DeepseekはAI技術に注力していますが、NVIDIAのような大規模な生産能力を持っているかは不明です。大量生産や供給チェーンの確保において課題がある可能性があります。
3. NVIDIAの優位性
DeepseekはAI技術で高い評価を得ていますが、NVIDIAには性能面で圧倒的な優位性があります。以下にその理由を解説します。
① 優秀なエンジニアリングチーム
NVIDIAは、マグニフィセント7やIntelなどの大企業からトップエンジニアたちを集め、最先端の技術開発を続けています。この優秀な人材基盤は、他の企業にはないNVIDIAの大きな強みです。
② H200の登場
NVIDIAのH200は、H100の後継モデルとして大幅な性能向上を果たしました。
メモリ容量は141GBのHBM3eメモリに増加し、帯域幅は4.8TB/秒に達しています。
H100と比較して、推論速度は約2倍に向上しています。
これにより、大規模AIモデルのトレーニング効率が劇的に改善されています。
③ Blackwellシリーズ
NVIDIAの新たなBlackwellシリーズ(B100、B200)は、さらに革新的です。
FP8精度の推論性能は、H100の約5倍に達しています。
メモリ容量は192GBのHBM3eメモリに拡張され、帯域幅は8TB/秒と飛躍的に向上しています。
これらの進化により、NVIDIAはAI分野でのリーダーシップを強化しています。
まとめと考察
Deepseekの登場で確かにNVIDIAの株価は暴落しましたが、NVIDIAは投資対象として終わったわけでもないし、今でも世界からの信頼、シェア率はダントツで一位です。
中国で価格の安いAiが出たからと言って、焦って株を売ってしまうのはまだ早いのではないかというのが私の意見。
暴落の理由として、去年から投資を始めた投資初心者によるパニック売り、大口投資家が何らかの個人的要因で(現金が必要とか)売られたとかなのではないかと思っているので、私はこの暴落中もNVIDIAを保有しているつもりです。
とはいえ、投資では、落ちるナイフを拾うなという言葉があるように、買い増しをするのはもう少し待ってみるべきだとも思います。暴落は、最低でも3日は様子を見てから買い増すべきかと思います。
また、いつもPCを付けてNVIDIAのマークが出てくるように、。NVIDIAは今や多くの人の生活を支えるかけがえのない企業。
NVIDIAにはずっとお世話になっているし、毎日綺麗な画面でゲームが出来るのも全てNVIDIAのお陰です。私はこんな暴落なんかに心を揺さぶられたりなんかしません。
投資とは、こういった暴落中でも保有していたいと思えるお気に入りの銘柄を、長期にわたって持ち続けられる事、これに尽きるのではないかと思った、今回の暴落でした。
と、熱くNVIDIAへの想いを語ったところで今日の内容を終わりにします。
最後に、ご家族に心配かけたくないとか、そういった理由で売るのも一つの選択。うちは夫が理解のある人だから、今回の暴落でも、「どうせ一時的でしょ?いちいち気にしなくていいよ」ってかんじだったのですが、
投資に関して家族があまり積極出来でない人とかは、今後の投資判断も自己責任でやるしかないです。あくまでも私はNVIDIA推しというだけで、読者さんみんなに買うべきと言っているわけではない事をご理解お願いします。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
今日も皆さんにとって素敵な一日となりますように。ではでは^^