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【米国株投資入門】テンバガーを見つけるための基礎知識
米国株でテンバガー(10倍株)を見つけるには、企業のファンダメンタルズ分析を深めることが重要です。
要は、財務諸表から将来の成長を見極めるスキルが必要となります。
この記事では、テンバガーを見つけるための決算の見方を解説していくので、是非銘柄選定の際に実践してみてください。
それでは早速本題に入っていきましょう!
1. 会計学で見るべき3つの財務諸表
テンバガー候補を見つけるには、次の財務諸表を徹底的にリサーチします。
![](https://assets.st-note.com/img/1737045642-knNJawgGxmprd9X8TQ0HI52u.png?width=1200)
ではこれらについて詳しく理解していきましょう。
2. 会計学でリサーチすべき具体項目
テンバガー株を見つける際に、以下の重要指標を深掘りしていきましょう。
① 売上高の成長率
年率20%〜30%以上の売上成長が理想です。
市場トレンドや競争優位性があるかを確認。
② EPS(1株当たり利益)
EPSが増加しているかをチェック。
テンバガーになる企業は、EPSが加速的に伸びます。
③ ROE(株主資本利益率)
15%以上が理想的。
ROEが高い企業は、株主資本を効率よく使っている証拠です。
④ 営業キャッシュフロー
営業キャッシュフローがプラスであることが重要。
成長株は、現金を生み出す力が不可欠です。
これらは、Yahoo Finance、NVIDIAの公式ページ、Bloomberg、みんかぶなどのサイトで簡単に調べる事が出来ます。
3. 未来の成長ドライバーかどうかを見極める視点
成長市場にいるか?
例:AI、ヘルスケア、再生エネルギーなど。最近はヘルスケア株が不調なので、主にAIや量子コンピュータなどがこれにあたります。ビジネスモデルに競争優位があるか?
例:サブスクリプションモデル、プラットフォーム事業。経営者の質(Management Quality)
テンバガーになる企業は、ビジョンを持った経営者が率いることが多いです。テスラなんかがこれにあたります。イーロン・マスクの圧倒的なカリスマ性と挑戦力が、多くの人を惹きつけていますよね。
4. 実際のテンバガー企業の会計分析例
分析その1
以下は、実際私の押し銘柄を、上の条件に当てはめて表にしてみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1737046473-m8TO9V7iaDlRe1o4Iq36cXYH.png?width=1200)
売上高成長率の式は以下の通り
A1: 前期売上高(例: 100)
B1: 当期売上高(例: 120)
売上高成長率=(B1−A1)/A1x100
こうしてみると、NVIDIA、テスラは売上高やEPS成長率が非常に高く、ROEも優れています。これらの企業はテンバガー候補として注目に値します。
一方、パランティアは高い成長率を示していますが、ROEや営業キャッシュフローの改善が期待されます。今後の業績次第でテンバガーになる可能性がありますが、ここ最近割高と言われている理由はここにあります。
また、マイクロン、ブロードコムは安定した成長を見せていますが、急激な成長は見られません。
分析その2
![](https://assets.st-note.com/img/1737050189-i3n5H9EyceVYwXt7S6C2Nvzq.png?width=1200)
IONQは非常に高い売上高成長率を示し、他の企業に比べて注目されています。AppLovin,、Sofiも高成長企業として注目されます。
マーベルテクノロジーは安定した成長を見せていますが、急激な成長の兆しは見られません。テンバガーにはならないものの、アナリストからは今年爆上がりすると言われているのも事実。
あくまでも、この記事はテンバガーに特化して説明しているので、それ以外は投資対象にならないというわけではないので、ご注意!安定した成長は、どんどん狙っていきましょう!
5. まとめ
米国株でテンバガーを見つけるには、成長の兆しを見抜く会計知識が必要です。
特に、次の点に注目しましょう:
売上高成長率とEPSの推移
キャッシュフローと財務健全性
業界のトレンドと競争優位性
これらを組み合わせて、「今は小さくても将来大化けする企業」をリサーチすることが、テンバガー株発掘のカギです!
とはいえ、今やNVIDIAなどの大きなところでも、これから何倍にも跳ね上がるなんて言われていますよね。
最近は株式投資の情報がYoutubeなどで簡単に見れるので、注目の銘柄はよく耳にするでしょう。
それでも自分でファンダメンタルズ分析をしたうえで売買する事で、多少の下落に対しても動じない強さが身につきます。
そうして株式市場から退場することなく長期的に勝つことができるのです。
ファンダメンタルズ分析は、高校の微分積分なんかよりはるかに簡単だと思うので、やらないのは損!
というわけで、今日の内容は以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
今日も皆さんにとって良い一日となりますように。ではでは(^^)/