コロナワクチン接種後の『効果持続期間』は?イスラエル人医師が語る
新型コロナワクチンを打ったはいいけど「効果はどれくらい持続するの?」
そんな疑問への道しるべをくれたのは、Shaare Zedek Medical Center(エルサレムの病院)のJonathan Halevy教授。
“イスラエル人(国内での接種者全員)がコロナウイルスのワクチンを2022年までに再度接種する必要はないだろう“
国民の半数以上がコロナワクチンを接種し、長い間営業を停止していたレストランやデパートの営業が再開できるようになったイスラエル。そんなイスラエルで今、最も国民の興味がある話題といえば、「ワクチンの効果持続期間」。
ネタニヤフ首相は、全国民が年に2回ワクチンを接種すべきだとし、ワクチン接種の証明書は6ヶ月で失効してしまいます。(私の7月で切れる。泣)
Halevy教授は、"ワクチンの効果がいつまで続くのかという疑問に対する答えは誰にもわかりませんが、7月で終わると考えるよりは楽観的になれる状況証拠がいくつかあります“と語ります。昨年2020年夏に実施されたファイザーの臨床試験で再感染した人がいないという結果や、コロナ感染から回復した人の抗体レベル、細胞の記憶、リンパ球の反応など、まだまだデータが不十分であることを強調しつつも、2022年までに新たに接種する必要はないだろうと、希望を与えてくれています。
また、“8ヶ月、もしくは1年ほど効果の持続が見込める可能性はあるが、インフルエンザワクチンと同様に年一回の接種サイクルが必要になる“という考えを示しています。インフルエンザのワクチン効果は6ヶ月から1年のため、コロナのワクチパスポートは現時点では半年に定められているようです。ワクチンパスポートの有効期限は延びるのか?!その行方は追ってnoteでご報告。
残る大きな問題として.....
「変異株」
最後に教授は、万が一、ワクチンパスポートの6ヶ月間という期間より早まり再度接種が必要になる最悪のシナリオとして、変異ウイルスの出現を挙げています。コロナワクチン効果の持続性の問題というよりも、むしろ変異株の感染を予防するために摂取することになるだろうと。
今回は、イスラエル人医療専門家Halevy教授がJerusalem Post(イスラエルの時事ニュースメディア)に語った内容をまとめてお伝えしました。果たして「コロナ禍」という言葉はいつまで日常生活の中で聞き続けることになるのか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?