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【39歳無職スタートダッシュ】Amazon面接に挑む
無職スタート、一発目の面接はAmazon!
これまで「ご縁と運」に恵まれてきた私にとって、本格的な転職活動は今回が初めて。LinkedInで見つけたAmazonの求人に「えいや!」と応募したところ、なんと面接のオファーが!幸運にも、転職活動のスタートダッシュはAmazonという大舞台で切ることに。
給与交渉での"初歩的な"失敗
最初の面談は人事担当者さんとのセッション。JDや今後のプロセスについて丁寧に説明していただきました。そんな中、まず最初に聞かれたのが希望年収。ここで私の"準備不足"が露呈します。
海外在住時代の給与感覚と日本の相場をざっくり比較しただけで、深く調べもせずに「うーん、900万円ほどで…」と答えてしまいました。その場では普通に答えたつもりでしたが、面談後に猛烈に後悔。昨今の報道で「日本の賃金上昇率が他国に比べて低い」と何度も目にしていたため、外資系でも控えめに言わなきゃ…という意識が働いた結果でした。今思えば、完全に守りに入った判断です。
しかし、人事の方が「このポジションの想定年収は1,300〜1,500万円ですので、ご安心ください」と返答してくださり、一瞬で救われた気分に。と同時に、準備不足の自分に喝を入れたくなるほどの反省タイムに突入。
この一件で学んだのは、「転職活動で最初にやるべきことは徹底したリサーチ」。特に給与データの確認は怠ってはいけない!転職活動の第一歩で、これほど"痛い目"を見ることになるとは思いませんでしたが、この経験のおかげで次からは万全の準備で挑むと心に決めました。
初めての「STARメソッド」に大混乱
人事面談を終えた後、次はHiring Managerとの面接。事前に人事の方から、「Amazonの16項目のプリンシパル(行動規範)を熟知しておくこと」「回答はSTARメソッドで!」という指示がありました。
その時点の私は「16項目?STARメソッド?何それ美味しいの?」状態。完全に準備不足丸出し。
面談後、慌てて調べると、STARメソッドとは Situation(状況)→ Task(課題)→ Action(行動)→ Result(結果) の順で自分の経験を説明するフレームワークで、Amazonの面接では非常に有名とのこと。
「こんなの意識して話したことないし、どうしよう…」と焦りながら、ネット記事や動画、Kindleを駆使して猛勉強を開始。ある記事では「Amazonの面接準備には最低5〜8時間は必要」と書かれており、絶望感が倍増しました。
相棒ChatGPTとの熾烈な準備期間
そんな私を支えてくれたのが相棒、ChatGPT。
「想定質問をSTARメソッドで回答してください!」と何度も何度も質問し、納得がいくまで対話を繰り返しました。最終的には準備時間が軽く8時間を超え、まるで入学試験前の受験生のような日々でした。
面接当日、緊張しながらも準備したカンペを頼りに、「やるだけやった!」という達成感で挑むことができました。
Hiring Manager面接、本番で起きた奇跡
Hiring Managerは驚くほど柔らかな雰囲気の方で、入社1年目とのことで、緊張感より和やかな空気が漂っていました。そして、なんと私が準備していた質問がほぼそのまま聞かれたのです!
結果的に、準備した回答をスムーズに述べることができました。もちろん、完璧ではありませんでしたが、自分なりに全力を尽くせた感覚がありました。
結果は不採用。でも得たものは大きい。
残念ながら、次のステップには進めませんでした。それでも、この面接で学んだSTARメソッドや、準備の重要性はその後の面接全てに活かされています。「失敗から学ぶ」という言葉がありますが、まさにこの経験がそれを教えてくれました。
Amazonの面接は一つの挑戦であり、成長のきっかけでもありました。これからも、この経験を胸にさらなる高みを目指したいと思います。
やっぱり一番気になるのは、どんな質問をされたのか?
ちなみに、私が受けたポジションは「Amazon Prime」のデジタルマーケティング関連でした。やっぱり一番気になるのは、どんな質問をされたのか?ですよね。質問内容は主に、前職でのプロジェクト経験に基づくものでした。具体的には、以下のような質問がありました:
「プロジェクトの中でご自身の役割は何でしたか?」
「そのプロジェクトにおいて、どのようにしてアイデアにたどり着きましたか?」
「短期的な利益を見送って、チームや会社に長期的な利益をもたらした経験を教えてください。」
「ご自身がイノベーションを生むためにどのようなイニシアティブを取ったのかを教えてください。」
どの質問も、ただ事実を答えるだけでなく、自分の行動や意思決定の背景を深掘りされるような内容でした。
もし、これからAmazonの面接を受ける予定の方がいらっしゃったら、ぜひ参考にしてください。しっかり準備すれば、良い経験になること間違いなしです!
あと、私の電子書籍が発売されました!
「39歳、別に中年の危機じゃないし: ミッドライフは自分再発見の絶好機」というタイトルで、同世代の皆さんにぜひ届けたい思いを込めて書きました。
Kindle Unlimitedを利用中の方は、読み放題のラインナップに加わっています。ぜひ気軽に手に取ってみてくださいね。