【Gapyear体験記#8】 小田すみれさん
名前 小田すみれ
年齢 19歳
期間 2021年6月〜
滞在国・地域 フィンランド
ギャップイヤーを選択した理由は何ですか?
1番の理由は、大学で学びたいことや将来何になりたいかが決まっていなかったので、考える時間が必要だったからです。また、高校から留学していたフィンランドではギャップイヤーをとる学生が多く、私も高校2年生のときから、大学進学前にギャップイヤーをとって一人旅をして、他の国やもっと広い世界を知りたいと思うようになりました。
ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていますか?
もともとはヨーロッパ一人旅や、スコットランドでAuPairをする予定でしたが、コロナのためできなくなってしまっていました。今はフィンランドでベビーシッターをしたり、フィンランド人に向けて、日本語のレッスンをしたりしています。先日、フィンランドのビジネスIDを取得したので、本格的に個人で日本語のレッスンをフィンランド人向けに提供していきたいと考えています。また、自転車でフィンランドを縦断したり、市がやっている一人暮らしのおじいちゃん、おばあちゃんの家に行くボランティアに参加したりもしています。来年3月には前回納得のいく結果を残せなかったmatriculation試験を受けなおす予定です。そして来年には日本に帰国して家族や友達との時間もとりたいと思っています。
ギャップイヤーを経験してよかったと思うことやメリットがあれば教えて下さい。
ギャップイヤーをとってよかったことは、自分のこれまでの人生、これからのことをゆっくり考える時間がとれたことです。一度学校という場・勉強から離れて社会に出たことで見えてきたことはたくさんあります。自分ってどんな人間なんだろう、何が好きなんだろう、どんな時に苦しいんだろう、どんな生き方をしたいんだろう..。様々な仕事に挑戦したり、ボランティア活動に參加したり、本を読んだり、旅にでたり、ひたすらごろごろ過ごしたりしました。もちろんこれらはギャップイヤーを取らず、学校に通っていてもできることではあります。でもこうした自分を知ることは、多くの人が忙しさや勉強を理由に後回しにしてしまうことではないでしょうか。高校卒業後にやりたいことがはっきりあって、それがギャップイヤーでないのであれば、そのまま夢を追い続ければいいと思います。ですが、これまでゆっくり立ち止ることもなく小学校、中学校、高校と常に目先の勉強の目標ばかりを追いかけてきた自分にとってギャップイヤーの空白の時間は有意義で必要な時間でした。
これからギャップイヤー中に学びたいことや目標はありますか?
来年の夏までに大学で学びたいことを見つけてフィンランドで、大学に進学をしたいと思っています。さらに、フィンランドでの高校生活、今のギャップイヤー生活のことを自分の中でも整理して、何かの形にして、発信もしていきたいです。自分の経験やフィンランドでのエピソードがこれから留学する学生や何かに挑戦したい誰かの一歩踏み出すきっかけになれば嬉しいです。
ギャップイヤーについて気になっている方々へのメッセージをお願いします。
まず伝えたいのは、一歩踏み出せたら可能性は無限だよ、ということです。日本ではまだギャップイヤーは浸透していないので、周りと違う道を進むということで親や先生に理解してもらうのに時間がかかることもあるかもしれません。でも本気でやりたいことがあり夢を追い続けていたら、必ず応援してくれる人がでてくるはずです。選んだ道を正解にするもしないも自分次第だと思います。もしギャップイヤーに興味のある人は、ちょっと勇気をだして挑戦してみてはどうでしょうか。応援しています。
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日本ギャップイヤー協会とは
”日本でギャップイヤーを広める、支える”ことを目標に活動しています。毎月7日、日本時間19:00からオンライン交流会を行っています!現在ギャップイヤー中の方、ギャップイヤー経験者の方、そしてギャップイヤーに興味のある方は是非是非参加してみてください!
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