[Gapyear体験記#29] 樽本理沙さん
今の活動(職業)内容は何ですか?
国際教養大学の4年生です。
ギャップイヤーを選択した理由は何ですか?
テレビで国際教養大学について見て、気になって調べてみるとその大学に
ギャップイヤー入試があることを知って興味が湧きました。
ギャップイヤー中には具体的にどんな活動をしていましたか?
自分のルーツであるアイヌの文化を研究しました。
都内にあるアイヌ文化交流センターで下調べをし、北海道へ行きました。
博物館などで歴史を勉強したり、祭りに参加したり、親戚が協力してくれて家系図を書いてみたり、アイヌの研究に集中するためのギャップイヤーでした。
ギャップイヤー中の経験が今の生活にどのように活きていますか?
アイヌの活動をしていたから、大学で私のことを知ってくれる人がいたり、アイヌに興味を持ってくれる人がいて嬉しいです。最初は自分のため、自分のルーツを知りたいという想いで始めたけれど、親戚が喜んでくれるのもとても嬉しかったです。親戚との距離も縮まりました。
大学生活でエッセイを書くときに、アイヌをテーマにして書くようにしています。先生方も興味を持ってくれます。自分のアイデンティティに誇りを持って、今研究を続けられています。
また、周りが就活を意識するときに、就活をみんな同じタイミングですることに違和感を感じていて、でも学校のアドバイザーの先生がすごく生徒に寄り添ってくれて、無理してやりたいことを見つけなくても良いんじゃない、と言ってくれました。
自分の感じる違和感に向き合ったり、自分がどのように生きたいかを考えることができているのは、何か人と違うことをすることで、普通に過ごしていたら得られない経験をギャップイヤー中に得られたからだと思います。自分と向き合うきっかけにもなったし、時間も取れたし、ちょっと一皮むけたかなって思います。
ギャップイヤーを経験してよかったと思うことやメリットがあれば教えて下さい。
初めて1人で最初から最後までこれをやり通すという計画を立てて、それをちゃんと最後までできたっていうのは自信にもなりました。成長したと思います。ギャップイヤー中は学校の先生みたいに道を示してくれる人が誰もいないから決断力がつきました。
ギャップイヤーについて気になっている方へのメッセージをお願いします!
何か自分がもしやりたいことが今あって、例えば空き時間でできるとかあったらそれで良いけど、一つのことに集中したいなって思うことがあるなら取ってみる価値は絶対あると思います。
中途半端にやるんだったら、もうこれのためだけに3ヶ月使うとか1年使うとか、そういうふうに振り切った方が自分にとってもそれをやる意味がなにか見出せると思います。やってみて、自分の興味に合わなかったなって思ってもそれも良い発見。
今やりたいことを沢山両立できているのは、ギャップイヤー中にやりたいことを極めたからこそできているので、集中して時間を取ることができるならぜひおすすめしたいです。
★樽本さんのInstagramはこちら (@gapyear_risa)
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【 肩書のない時間を通して、人生を_____する 】
ギャップイヤーを切り口に「多様な選択肢を広める・ギャップイヤー経験者を支える」活動をしています。
●毎月7日、日本時間19:00からzoomお話会
→ ギャップイヤー経験者、気になっている人が集まり、テーマに合わせてゆるーく語り合う温かい場です。初めて参加の方も大歓迎。
●noteで経験者のインタビュー記事
→ ギャップイヤー経験は100人いたら100通り。年齢もタイミングも違う多種多様なギャップイヤー経験から勇気をもらって一歩踏み出すきっかけになればうれしいです。
質問等ありましたら、Instagram (@japan.gapyear) / Twitter (@japan_gapyear)のDMまでよろしくお願いします :)