順位決定方法についての解説
順位決定方法について
勝点が並んだ場合の順位決定方法に関して、実際に起きた事例を元に解説いたします。
まずは順位決定方法を整理しましょう。
2021シーズン東海リーグ2部で起きた事例をご紹介します。
最終節前までの順位が下記となります。
この時点でTATは全日程を終えており、残す試合は「ARUKO vs MIKAWA NOVA」という状況です。
上位2チームが1部に自動昇格ですので、この最後の試合結果はとても重要でした。
3チームが勝ち点18で並ぶ可能性があり、その際は当該成績で判断することになります。
上の表が「ARUKO vs MIKAWA NOVA」の試合前、3チームの当該成績表です。
MIKAWAが勝利した場合、1勝1敗で3チームが並ぶことになり、かつ当該成績も並びます。
その際にいよいよ得失点差が採用されます。
上の表が試合後の結果です。
「ARUKO 3−5 MIKAWA」という結果になり、3チームが1勝1敗で並びました。
最終順位は以下の通りになり、得失点差が採用されます。
ここで注意していただきたいのは、あくまで当該チーム間のみの試合におけるという文言です。
全体の得失点差での判断ではなく、当該チーム間での得失点差が対象になりますのでご注意ください。
余談
余談ですがMIKAWAがもし、3−2で勝利したらどうなっていたか…
TATとMIKAWAが得失点差でも並ぶ状況になります。
さらに総得点も6得点で並びます。
もう一度順位決定方法を整理します。
つまり総得点でも並んだ場合は、ファールポイントで判断することになります。その可能性があった試合でした。
とても稀なケースですが、順位決定に関わる重要なポイントですのでこの機会にご理解頂けましたら幸いです。