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JAM note [地獄のアメリカ横断!?]杉原隆介

Have you had a great adventure in your life?


今回のJAM noteは杉原隆介がお送りさせていただきます!

あ、ちなみに前回のは読んでいただきましたか?もしお読みでないのであれば下記からご一読お願いします!

https://note.com/japan_am/n/n0b71fe9d48b4

さて今回の内容ですが何を書くか相当悩みました。JAMではほとんどの同期が体育会系の部活をやっていますが、私は何もしていない大学生活を起こってきました。(しいて言えばトランプの大富豪を毎日のように大学でやっていたぐらいですかね笑)


そんな典型的な大学生活を送ってきた私ですが、唯一誰にでも誇れるものがあります。それが

アメリカ横断旅行


ということで今回は私が大学三年時に経験したアメリカ横断旅行。そしてそこで得たものについて長くなってしまうため、前後半に分けて書かせていただきます!


前回のnoteでも書かせていただいた通り、大学三年生の8/14~9/12にかけてレンタカーを使い、アメリカ南部を中心にアリゾナ州フェニックス~ニューヨークまで走行距離約1万キロを車で走破してきました!

1万キロといわれてもパッとこないと思うので具体例を出すと、東京~大阪間が500キロほどなので、ざっと10往復分です。3日に一回は東京~大阪間を往復をしないといけない計算になります。(今考えるとゾッとします(笑))

ちなみに一日で一番長く移動した日は700キロほど移動してました(笑)

アメリカ

位置情報アプリZenlyを使用し位置情報を記録していたもの

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基本的にずっとこんな道ばかりです笑

アメリカの南部は基本的に砂漠となっており地平線が続きます。走っても走ってもずーっと一本道が続き、なくただただ荒野があるだけ。次の右折する場所が100キロ先なんてことも普通にありました(笑)

平均気温も40度近くあるため車が故障した場合脱水症状で死んでしまうため、アメリカでは車の床の下にペットボトルの水を大量に貯蔵できるスペースがあるほどです。

このように街と街自体が基本的に離れているため基本的には街自体が外部の人間に対して排他的になります。というよりも白人以外は排他的になるのです。

これはおそらく海外の観光地であれば感じることはないと思いますが、田舎に行けば行くほど顕著になるのです。例えば皆さんは日本人は海外に行っても差別されないと思いますか?ましてや自由の国と呼ばれるアメリカで。

現在黒人差別が米国大統領選前から問題になりBlack Lives Matterなどの社会現象が起こっていましたが、私の経験上黒人以上に差別されるのがアジア人です。そしてそれは日本人も含まれます。

皆さんは日本国内で旅行するときにコンビニで食べ物を買ったり、ホテルでのチェックインの時は身分証の提示などをして念入りに確認はされないですよね?海外は中国・オーストラリアしか行ったことはありませんが、代表者の名前の部分を見るだけで入国のハンコが押されているかなどは確認しません。


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ニューオリンズ フレンチクォーター

しかし実際はそうではありません。

アメリカの田舎のホテルでは基本的に全員のパスポートの提出の義務化。そしてビザ等念入りに調べられ、申請したイニシャルと少しでも違うと大問題になります。そのためチェックインが完了するまでには30分以上かかることが普通です。その一方白人の海外旅行者はパスポートを見せただけですぐチェックインしていました。要するにアジア人は基本的に信用されていないのです。

また社会的値という点では、ホテルを予約したはずなのに予約されていないといわれたことがありました。実際に予約した際の画面や、カードの領収書を見せても登録されていないの一点張り。結果的に宿泊することができましたが、ほかのお客さんはスムーズに入れるというところを見ていると違いを実感しました。

おそらく人種差別を受けるということはこれが初めてだったと思います。また黒人の地位向上は社会問題になっていますが、アジア人の運動は起こっていますが、活動も少なく目立っていません。ましてや今回のコロナ問題により在住のアジア人に対する暴行事件の増加など、私が行っていたとき以上に人種差別は増大していると思います。



また銃社会という点でも日本では考えることができない、簡単に人の命が失われてしまうことを実感する出来事が2つありました。


一つ目はエル・パソというテキサス州にある街です。私は2019年の8月19日に到着しましたが、ここではその2週間前に銃撃戦が起こり23人死亡、23人負傷という事件が起こったばかりでした。それだけでも衝撃的ですが、さらに驚いたのがその銃は「ウォルマート」という日本のスーパーマーケットのようなところで起こったという点です。

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そしてもう一つが、滞在した町で三日後に銃撃戦が起こり死者が出たことです。誰もが通るような道で起こった銃撃戦であり、その場所は車でも通った場所でした。


アメリカ横断ではあえて危険な地域を通るルートで行きましたが、常に死の危険があるという経験は日本ではできないことだと思います。

しかしこのような経験をしたからこそ常に毎日を大切に生きなければならないということを実感しました。

そして人は誰でも平等であるということ。このことに関しては学校の道徳では教えられると思いますが、実際に肌の色だけで人種差別される側になるといかに根深いか考えさせられました。



ということで今回はアメリカ横断で学んだアメリカのディープな部分について書かせていただきました!多少内容が暗くなってしまいましたが、このように時間をかけて根深いところまで見れたからこそ気がつけた点ではないかと思います。

後編では反対にアメリカであった面白い体験や気づきを書こうと思っているので、ぜひそちらも楽しみにしていてください!

グランドキャニオン

 アリゾナ州 グランドキャニオン



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