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腸の働きが低下すると・・・

腸は健康に大きく左右するという事は最近テレビでもよく取り上げられています。
なのでもちろん腸の機能を高める事は大切なのですが、今回は逆に腸の機能が低下するとどうなってしまうのかをお伝え致します。

腸の機能とは何かというとまず思い浮かぶのは消化、吸収、排泄だと思います。

小腸は十二指腸、空腸、回腸

大腸は盲腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸、直腸

これらに分けられます。
食べたものは胃で細かく消化されて小腸に流れ込みます。
この小腸でほとんどの栄養素は吸収されますが、小腸で吸収しきれなかった一部のビタミンなどを大腸で吸収して、残りが便となります。

それ以外には免疫力もコントロールしていて、全身の約7割の免疫細胞が集まっているので、腸が弱ったり老化すると免疫が低下して細胞の老化にも繋がります。

これらがざっくりした主な腸の役割ですが、ここからは実際に腸の働きが低下するとどんなことが起こるかを3つお伝えしていきます。

まずは1つ目は感染症やアレルギーが起こりやすくなります。
これは先程免疫と深い関係にあるという事を話しましたが、腸は病原菌やウイルスなどを排除する器官なのですがこの機能が低下する事で感染症やアレルギーのリスクが高くなり、恐ろしいのがガン細胞と闘ってくれるナチュラルキラー細胞も腸に多いため、腸の機能が低下するとガンになるリスクも上がってしまいます。

2つ目がストレスの影響を受けやすくなり、すぐ怒るようになってしまいます。
これは実験用のラットを用いた実験で、腸内環境が整っているラットはコルチゾールというストレスホルモンの分泌が減り、ストレスに耐えやすいという結果が出たが、腸内環境が乱れているラットはストレスホルモンが分泌されやすくなり凶暴になり、これは人間にも当てはまるということです。

3つ目は貧血やしびれの原因になります。
腸が上手く栄養を吸収できなくなったりらビタミンを作りだす働きが低下すると、鉄分が不足してしまい、鉄欠乏性貧血になりやすかったり、ビタミンB群の不足によって手足のしびれや脱力感、だるさに襲われることもあります。

気を付けていても60歳前後で腸の機能はガタッと下がるといわれているので年齢の問題も否めません。

こういった腸の機能が低下するとどのようなことが起こるかを理解しておけば、腸の機能が低下していることに気付ける確率は上がるのでよければ参考にして下さいください。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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