見出し画像

#010国大 大阪大学 国語(現代文)

(情報は河合塾HP等を参照。適宜加除訂正していきます)

【文】
 ☆記述式が中心の設問。
 ・4題(現代文2題+古文1題+漢文1題)
 ・記述・論述問題出題
 ・各設問につき100~150字程度の解答が要求される。本文の論旨や傍線部の表現の細かいニュアンスを正確に捉える必要あり。
 ・字数が多いので、必ず答案作成の際には「同じ内容を繰り返していないか」「論理(=つながり)がおかしくないか」を何度も確認する必要あり。
 ・小説・随筆の記述は、本文に基づいて登場人物の心情を100字程度で説明する練習が有効。
 ・「登場人物が」「○○という出来事により」「●●となった」の3点セットに、前提となる周囲の状況、人物の行動や心情の流れを補足していく感じで。
 ・小説では表現効果に関わる設問が出題されることがあるので注意。
 ◆22年設問分析と難易度
 大問一
  問一 記述 傍線部の理由説明(3.5cm幅)  標準
  問二 記述 傍線部の理由説明(3.5cm幅)  やや難
  問三 記述 傍線部の内容説明(3.5cm幅)  標準
  問四 記述 傍線部の理由説明(3.5cm幅)  標準
 大問二
  問一 記述 傍線部の理由説明(3.5cm幅)  標準
  問二 記述 傍線部の理由説明(3.5cm幅)  標準
  問三 記述 表現の効果の説明(3.5cm幅)  標準
  問四 記述 傍線部の理由説明(3.5cm幅)  やや難
 ◆出典一覧
 17「評論」(石井洋二郎)・「小説」(島尾敏雄)
 18「評論」(野矢茂樹)・「小説」(正宗白鳥)
 19「評論」(山上浩嗣)・「小説」(柏原兵三)
 20「評論」(稲賀繁美)・「小説」(島木健作)
 21「評論」(東浩紀)・「小説」(林京子)
 22「評論」(岡野八代)・「小説」(黒井千次)

【法・外国語・経済・人間科】
 ☆記述式が中心の設問。
 ・3題(現代文2題+古文1題)
 ・記述・論述問題出題、空欄補充、知識問題〔漢字・語句の意味〕出題
 ・近年は哲学論や社会科学がテーマの評論が多く出題されている。
 ・大問2つとも評論からの出題、論述問題は例年3~4問で安定している。
 ・随筆(04年)、小説(98年・01年)が出題されたこともある。
 ・本文全体の主旨や傍線部が関わる段落の論旨をまとめる要約型の設問が出題されることが多い。
 ・最近の傾向として、字数は「○○字から○○字で」という幅のある指定となっている。
 ・要約型問題では100~250字と字数に差があるので、授業や講座の本文を要約することで対策を。
 ・要約型問題では本文の論旨や傍線部の表現の細かいニュアンスを正確に捉える必要あり。
 ・漢字の書き取りは毎年必ず出題されている。近年は語句の意味も出題されるようになってきている。
 ・随筆は柳田國男などのように古典的な評価の定まった文学者や思想家の文章からの出題が多い。
 ◆22年設問分析と難易度
 大問一
  問一 記述 漢字の書き取り        標準
  問二 記述 傍線部の理由説明(80字)  やや易
  問三 記述 傍線部の理由説明(120字) 標準
  問四 記述 傍線部の理由説明(120字) 標準
 大問二
  問一 記述 傍線部の内容説明(200字) 標準
  問二 記述 傍線部の理由説明(130字) 標準
  問三 記述 傍線部の理由説明(80字)  標準
 ◆出典一覧
 17「評論」(竹内整一)・「評論」(吉見俊哉)
 18「評論」(猪木武徳)・「評論」(野矢茂樹)
 19「評論」(水村美苗)・「評論」(中村桂子
 20「評論」(宇野邦一)・「評論」(佐藤俊樹)
 21「評論」(帚木蓬生)・「評論」(早川誠)
 22「評論」(飯田高)・「評論」(全卓樹)

いいなと思ったら応援しよう!