#012国大 京都大学 国語(現代文)
(情報は河合塾HP等を参照。適宜加除訂正していきます)
☆記述式が中心の設問。
・3題(現代文2題+古文1題)
・記述・論述問題出題
・文理共通の大問1は、07~11年と15・16・18・19・20年は評論から出題されたが、12・16年では小説が、13・14・17・21~22年では(評価の定まっている随筆が出題された。出題ジャンルは様々だが、文章のモチーフや問題意識など、内容においては共通性が見られる。
・一貫してひとつのことを問うので、設問ごとの解答範囲が得点の差になる。
・解答の骨格を作り、それに字数に応じて前置修飾をする方針でいくとよい。
・筆者の主張の効力の限界を明示できるかどうかが差になる。
・二段階以上の変化を記述させるので、それぞれに理由をつけること。
・文語文が出題される場合、「急ぎすぎた近代化に対する批判」の思考の道筋をたどる設問が出される傾向がある。
・解答範囲の比喩と象徴を説明させたがるので、本文にない言葉に翻訳する力が必要。
◆22年設問分析と難易度(文系)
大問一
問一 記述 傍線部の内容説明(3行) 標準
問二 記述 傍線部の内容説明(4行) 標準
問三 記述 傍線部の理由説明(3行) 標準
問四 記述 傍線部の内容説明(4行) 標準
問五 記述 傍線部の内容説明(5行) 標準
大問二
問一 記述 傍線部の内容説明(2行) やや易
問二 記述 傍線部の理由説明(3行) 標準
問三 記述 傍線部の理由説明(4行) 標準
問四 記述 傍線部の理由説明(4行) 標準
問五 記述 傍線部の内容説明(4行) やや難
◆出典一覧(文系)
10文「評論」(津島佑子)・「評論」(上田閑照)
11文「評論」(長田弘)・「評論」(安田登)
12文「小説」(尾崎一雄)・「評論」(坂口安吾)
13文「随筆」(中野孝次)・「随筆」(幸田文)
14文「随筆」(石原吉郎)・「随筆」(大庭みな子)
15文「随筆」(阿部昭)・「随筆」(里見弴)
16文「随筆」(松浦寿輝)・「小説」(黒井千次)
17文「随筆」(串田孫一)・「評論」(西郷信綱)
18文「評論」(佐竹昭広)・「小説」(古井由吉)
19文「評論」(金森修)・「対話」(大岡信・谷川俊太郎)
20文「評論」(小川国夫)・「随筆」(小山清)
21文「随筆」(西谷啓治)・「随筆」(石川淳)
22文「随筆」(岡本太郎)・「随筆」(高橋和巳)
◆22年設問分析と難易度(理系)
大問一
問一 記述 傍線部の内容説明(3行) 標準
問二 記述 傍線部の内容説明(4行) 標準
問三 記述 傍線部の理由説明(3行) 標準
問四 記述 傍線部の内容説明(5行) 標準
大問二
問一 記述 傍線部の内容説明(3行) 標準
問二 記述 傍線部の理由説明(3行) 標準
問三 記述 傍線部の内容説明(4行) やや難
◆出典一覧(理系)
10理「評論」(津島佑子)・「評論」(木下是雄)
11理「随筆」(長田弘)・「評論」(林達夫)
12理「小説」(尾崎一雄)・「随筆」(米原万里)
13理「随筆」(中野孝次)・「評論」(尼ヶ崎彬)
14理「随筆」(石原吉郎)・「随筆」(大庭みな子)
15理「随筆」(阿部昭)・「評論」(清水幾太郎)
16理「随筆」(松浦寿輝)・「評論」(樺山紘一)
17理「随筆」(串田孫一)・「評論」(安藤宏)
18理「評論」(佐竹昭広)・「評論」(湯川秀樹)
19理「評論」(金森修)・「随筆」(吉田秀和)
20理「評論」(小川国夫)・「評論」(小松和彦)
21理「随筆」(西谷啓治)・「随筆」(石川淳)
22理「随筆」(岡本太郎)・「随筆」(多和田葉子)