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2020アマチュア麻雀最強戦を終えて

初note
1か月も経ってしまったが。

他の出場者のnoteを読んで自分も書きたくなりました。
またあの場所に帰れるとは限らないので、自分の麻雀人生の代表局になるあの1戦を記録したいと思った次第です。
その時の思考とか反省点とか、思いつくままに書いた日記です。あの日のことがずっと頭から離れず、何かしら気持ちを整理したくなったのです。

まあ、反省しても後悔しても結果はかわらないんですが

では。(全局振り返ります)

【登場シーン】


早く麻雀打ちたくて、実は名前呼ばれた後は全く緊張なし。面白いことしたかったけど恥ずかしすぎてできず。

意外だったのが会場の静けさ。
普段麻雀するときって他の卓で打ってる人がいるし、放送対局も実況と解説があるけど、あの場所はほぼ無音。
牌の音しかしなくて、とても神聖な感じ。
それでみんな緊張するんだろうなあ。
あ、ちなみにマスクはできれば外して下さいってことでした。

対局開始
【東1局 南家】

まずは東1局の配牌

明確なメンツ手なので中切り。
役牌ポイポイ打法ですね。
手牌に偏りがないので守備力もあり、手なりでよさそうな配牌。

一通の一向聴
考えてるのは、3s残して三色見るかどうか、いつチーテンをとるか。
チーテンについてはリーチしたいので中盤過ぎまでは鳴かないな、と検討完了。
親の捨牌が不穏なのと開局からリーチに慌てたくないので三色の含みを持たせず打3s。

そろそろ鳴こうと思った巡目に出た6pを迷わずチー。
役有りドラ無しの手牌は本手と躱し手の両方の性質があるが、この巡目からなら躱し手と評価。

結果は直ぐに来た親リーチをかわしての300,500
かなり好感触

【東2局 東家】

いい!
ドラ1枚あるのでメンタンピンを理想として最速でリーチ打ちたい

トイツ3組。普通はタンヤオ意識して1sだけどこの時の最優先思考は最短のリーチ。
8sが1枚出たので8s切り

あっさり7s引いてテンパイ。当初の予定通り即リーチ。
1sと8pのシャボもいいが1sが1枚見えてたので嵌張待ち。
平和変化を求める打ち方もあるが、まあリーチがよさそう。
・親のリーチは魔法の言葉(多井プロ)
・トリダマなんて無い(勝ち確システム)
結果は裏1枚で7700のアガリ。

【東2局1本番 東家】

567三色の平和をみて打2m

7sツモ。平和手筋としてはツモ切りだけど567三色と一盃口をみて9s。
さっきと違い僅かにリードしたので打点にシフト。

手なりで平和リーチして2700オール。
順調だなあ

【東1局 2本番 東家】

左中張牌で右端牌。
寄せ処が不明でかなり苦手な配牌。親なので仕方なく手なりで内に寄せてみる。
普段なら目一杯にはしないけど1半荘しかないので配牌オリはしたくなかった。

1段目までがっつり拡げたが手にならず。
7巡目からスリムにし始めたがすぐにリーチを受ける。
無事オリきれたけどブクブクし過ぎて現物が全く無かった。やはり無理なモノは無理ということか。

【東3局 3本番 北家】


手牌は123三色、チャンタ、平和がみえている。
自分のアガリが見えるので字牌、しかもダブ東から切った。最近はダブ東は真っ先に切りたい牌になっている。字牌の扱いは難しい。

2mツモって打5p。実況解説の通り123の三色を強く意識。
親が流れたので局回しを優先したくて南持って引き気味に打ったという理由もある。
中途半端にリードしているので悩ましい。

5p引き直して南、東引いて7m
5p残しは引き戻した牌にくっつける、「気まぐれ浮き牌」というオリジナル手順😼
3,7のくっつきで使うと序盤の外側ということで良い待ちになりやすい。
(さっきと狙いが違うぞ、安パイ確保はどうした!?)

そんなこんな(雑だなあ)で三色確定の嵌5sテンパイしてたら親リーチ。
現物に安心してすっと8sきったけど、点差や親子の状況が変われば嵌7sリーチに受ける手もあった。
ただ、この場での打4s追っかけはやり過ぎで、バランスを欠いている、という結論で仲間内で落ち着いた。
(若干気にしてたのでよかった)
結果は流局

【東3局 4本場 北家】

早く本場無くしたいけど、オタ風2対子は重い。
手なりで進めたけど索子ホンイツ、ドラ引いたら七対子構想の方が良かったかも知れない。今なら筒子絶一門にしそう。

そしたら、めっちゃ筒子引いてた😅

場面はいいスクショ取れなかったけど3枚目のドラ8mをチーしたところ。
タンヤオと形テンを目指します。ブクブク過ぎるけど。

ブクブクのまま、西家、渡邊さんからリーチ。ドラ2枚切ってるのと親が流れればいいので振り込んでもまあ悪くないと考えた。親の現物1枚確保できたから普通に押そうという感覚。

そこにやってきた親リーチ。ベタ降りもできたけど親マンツモとかの方が嫌だったので差し込み気味の打6m
でもドラ切ってくる以上は手役が絡んでいるので、放銃よし、というのはちょっと安易だったか?

まあ、どっちがよかったかは別にして、後悔のない一打。将来的には変わるかもしれません。
やはり今の自分の麻雀は覚えておくべきだな。

結果は親の千嶋さんが一発ツモ、2000オールの4本場

【東3局 5本場 北家】

レッツ平和!
ただドラの処遇が面倒い。2着目が親なので早めに切るつもりではいた。
5本場のアガリって点数以上に、「長いラリー取った!」みたいでメンタルに大分差がつくので安くてもアガリたい局、という認識。

意外にあっさりと平和テンパイ。
配牌時の想定、筒子高すぎ、親追っかけの捲り合いだけはやってないのでダマ。
でも強気にリーチの方が最強戦にはマッチしてたかもしれない。未だよく分かりません。


ちなみに、この局5,8pを止めた宮地さんの手順に対しての日吉プロの実況

「ドリーミンがすげー!」は一生忘れない😄

結果は渡邊さんの300,500の5本場ツモ

【東4局 西家】

いいですね。
フラットになったので素直に打ち進めます。

親から4m2枚見えており、消去法で打7m。
普通の一打かもしれませんが多井プロから「上手い、柔らかい」の解説を頂いて嬉しかった。

5m引いてテンパイ。
日吉プロ、2mポンテンの問題提起ありがとうございました。まさしくこの時は鳴くべきか、脳内で高速検討中でした。結論が出る前にテンパイしたのでおそらく鳴いてませんが、可能性はありました。
今の結論としては鳴かないです。

さて、ドラくっつき狙いのテンパイ外しもあるが、アガリは場に安い萬子と見ていたのでテンパイを取った。リードしてる時は1300でも貴重という判断。

その後、宮地さんから親リーチを受けて手牌変化。
想定通り待ち、打点共に優秀になった。それでもトップ目で親への追っかけは勇気がいるので大きく息を吸って「リッチ!」

結果は1000,2000ツモ
これがこの半荘最後のアガリになろうとは
(;´д⊂)

【南1局 南家】

向聴数の割に今見てもあまりいいと感じない。
何でだろう?鳴けないから遅いし、面前でも安いからかな?

7巡目親リーチ受けての一発目、打8s
流石に弱気すぎる気がする。現物以外当たる可能性はあるけど北で粘ってよさそう。この局からかなり腰が引けてきたみたいだ。
結果は親が1300オールツモ

【南1局 1本場 南家】

悪くない。
一通とチャンタ三色かな。

5s引いたことで一通を強くみた。
しかし雀頭が不安定になるから今見るとちょっとロスが大きく感じる。
手役を見れば打4pだけど浮き牌として強いし。
う~ん、どうだったんだろう?

最終的には一手遅れたものの、このいい一向聴になったから以外と悪くはなかったか。
いや、一手遅れは痛かったのか?よく分からん。

結果は親の渡邊さんの4100オール。ついにほぼ追いつかれました。

【南1局 2本場 南家】
この局がずっと忘れられないアガリ逃し局となった

白、ドラがトイツの七対子2向聴の配牌

字牌以外が鳴き辛い牌なのでオールスルー、チートイリーチが本線

1枚目の白スルーしてダブ南が対子になって一向聴。これで鳴きもありえるが今の待ちは七対子ではどれもS級。やはり暗刻なしなら鳴かない、と判断。このままテンパイしたかったが・・

ダブ南が暗刻になったら話が違うぞ。
対々と七対子両天秤の打發。
ここも多井プロと同じだったので嬉しい
( ´∀`)
流石に鳴ける牌出たら鳴く。出来れば数牌がいい。

7mポンからの、まさかの白引きでツモ倍!
もう降りないし、最終形だ!と思ったが・・

鳴海さん、済みませんでしたm(._.)m
(実はモデルの方が実在していて10年くらい前、毎週のように打たせて頂いてました)

そして

運命を変えた一打。ここで打7p。両面に取らず痛恨のアガリ逃しをしてしまうのです。

寝ても覚めてもこの一打が頭から離れない。
何故両面変化を「想定してなかった」のか?
なぜ立ち止まらなかったんだろうか?
あがりやすさが全然違うのに。

確かあの時の思考は、
・鳴いてるけどリーチじゃこんなもん
・6pがリーチに対して中筋になって出やすくなった
・倍満ツモ決めたい
・ギャラリー盛り上がれ
・5,8pフリテンだよね(謎すぎる)

変なこと考えてるわ😅

考え抜いた末の結果裏目なら仕方ない。両面であがっても勝てたとは限らないし、逆に対々アガリ逃したら同じように強烈な後悔をすると思う。
でも思考停止だけはダメだったなあ(´・ω・`)

結果はリーチの北家、宮地さんが満貫ツモ

【南2局 東家】

さて、前の局あれだけ悲惨なアガリ逃しをしましたが、実はこの時はそれに気付いてない!
よってメンタルは普通。

南家の千嶋さんが白ポンの明らかな筒子染め。
2p先切りで攻めたけど、自分がテンパイじゃないと相手だけ進むので、上家なら筒子を切らずに9sがよかったかな。素直に反省。
結果は千嶋さんの3900アガリ

【南3局 北家】

第1打は中
打牌はえーよ俺。スクショ取れないw

南切りで。
この局はアガらなきゃ。南が無くても降りられるんだから拡げればよかった。
ちなみに3pは2334p想定と、雀頭が無いので厚く持ってます。早く切りたいのは山々なんだけど。

1面子逃した。
このトップ取りルールの接戦、オーラス前で腰が引けたらいけなかった。普段の打ち方なら多少守備よりもありだけど、トップしか意味の無い麻雀はここがちょっと違ったかな。

結果は渡邊さんからリーチを受けてノーテン流局

【南3局 1本場 北家】

多井プロの解説通り東1枚が1番要らない、と思ってたら配牌で東1枚(´・ω・`)
ここでかなり嫌な感じがして集中が切れてた模様。
リードしてオーラスを迎える、と配牌の前に考えとかないといけなかった。あと2局あると思って意識が緩んだ模様。

さて、それなりの手にするならブラフ気味にホンイツかな?っと頭をよぎった。
だけど上家の3pに動けず。結果的にツモったけど動いた方がアガリ易かったと思う。

すると渡邊さんからリーチ。その対応は・・

あっさり撤退。あんまり戦える気がしてなかったのと、あと1局あるしツモられても何とかなるだろうとヌルい思考が頭をめぐる。

すると数日後、麻雀仲間より(抜粋)

自分ではオリでよく、3pスルーばかり気にしてたけど、確かにそうだな~と反省。
結果は変わらなくてもここをどうにかする気概が必要だった。
結果は満貫をツモられ決定打を許してしまった。

【南4局 西家】
オーラス、トップと10300点差。(心の声:あれ?いつの間にそんなに遠い?満ツモだめじゃん)


とはいえ満直、ハネツモ条件。リーチ棒出る可能性はあるから満貫ツモを目指す

配牌は筒子多めで可能性充分

チンイツ?
鳴ける牌は出なかったけど鳴いてたと思う

三色もあり打6m
多井プロの解説と同じで嬉しい(何回目かな?)

するとまさかのトップ目渡邊さんからリーチ。

実質8300差になる。絶対降りないし回さないので打牌は八萬しかないけど条件確認の小考。

さらに親リーチも入り実質7300差
リーチすれば一発と直はオッケー、ツモなら裏1枚。ツモっても裏1枚いるなら脇からもロンだな、と何回も確認して最後のリッチ!

カンドラが増えてあがればオッケーになったが、9mを掴んでしまった。
親に打ったが裏ドラのらずの2400。
首の皮一枚、ハネツモ条件は残った。

ここは盛り上がったようですね。

【南4局 1本場 西家】

ぎりぎり可能性はある。諦めてはいない

しかしツモが効かない。
だいぶ近づいたけど渡邊さんの南ポン打6萬で絶体絶命

かなり出そうな1mだけど、最後の手出し6mが光りすぎててもう通せないと思った。

よってチャンタに望みをかけて打4p

しかし、これが最後の抵抗となりました。
萬子止めた瞬間のコメント欄が嬉しくて、心癒やされました。

結果は

渡邊さんのツモアガリ。

おめでとうございました。
緊張はされてたけど、見返したらホントきっちり打たれてました。心が揺れない、芯の強い麻雀だったと思います。

千嶋さんも腰が重く、強いリーチが飛んで来てました。何回もみてますが今回は手が入らなかった印象でした。東場の36pは王牌にやられてしまいましたね。

宮地さんはちょっと辛い結果になってしまいましたね。しかし終始穏やかで楽しそうに麻雀されてたのが印象的でした。



【対局を終えて】


この時はやりきった感で一杯だった。
あと1回打ちたかったけど、後悔の残る一打がなかったのも本当だった。
後から見てくれた人の言葉や、Twitterのコメント、アベマのコメント欄も読んで充実した気持ちで家路についた。


でも悔しさは後からやって来て日に日に強くなる。
ああすればよかった、勝ったらもっと上に行けたのに。

楽しい未来を想像し、それを取りこぼした悔しさで毎日を過ごしていた。

どんなに自分に仕方ないと言い聞かせても、現れるのは心の声。
今後何を目標に麻雀をすればいいのか分からなくなった。

そんな中、この日に繋がった方々との交流やノートを読んで、自分も対局を改めて振り返って、その時の思考と今の感情を表に出してみることにした。
するとたった一打の後悔ばかりだったけど、色んな反省点があって、まあ全然完璧じゃなかったなっていうのと、自分の心の弱さに気付いて、今は少し落ち着いてきた。
今度こそ気持ちの整理が出来てきた気がする。

【麻雀の強さとは】
せっかくなので今回の最強戦を通じて考えてみた。

やっぱり麻雀は実力ゲームだと思う。

これだけだと誤解を招くので慌てずに。正確には、

実力の土台と、やって来た運を掴み取って上乗せする実力

運という言葉を便宜上使います。
麻雀はランダムな牌の巡り合わせであり、喜ばしいことや喜ばしくない事象が起こる、または続くかもしれませんが、そこに神の意思や流れなど無い、仮にあったとしても分からない。と思っています。

負けた人が弱かった、と言っているのではありません。そもそも巡り合わせが悪く、手が入らなかったり、アガリ牌が先に来なければ負けてしまうからです。
運が無いと勝てないが、やって来た運を掴めなければ意味がないのです。

今回の僕のように、運が来てても、実力不足だとアガリ、勝利を掴み取れないのです。
あの倍満を両面にしていれば、平和のみをリーチしていれば、ラス前にチーしていれば。
敗着の一打だったと納得すれば不思議と悔しさは減ってきました。

嘘です。悔しさは消えません。

でも納得して心は少し落ち着きました。

【今後】
最強戦以降、今は牌を握る機会が無くなりました。下手すると来年の北関東大会まで打てないでしょう。
自由に時間を作って麻雀できることがいかに幸せな事か。もちろん麻雀以外の幸せを選んでいるだけなので不幸というわけではないですが😄

リアル麻雀は打てなくても、ネット麻雀したりMリーグ見たり、何切る考えたり、本読んだりして来年に向けて準備を進めようと思います。

とりあえず今年は安部さんの応援です。

頑張れよ~( ^o^)ノ

はあ~来年も出たいなあ。
二年連続で出場したら熱すぎるなあ。
その前にフォロワーさん達にも予選で会いたいなあ。

私の麻雀の先輩たちも来年は参戦しそうなので彼らがどこまで行くのかも楽しみだなあ。

ホント最強戦参加してよかった。

最後に、麻雀最強戦に関わるスタッフ、出場者、関係者の皆様、ありがとうございました。来年も宜しくお願い致します。

あー書きたいこと書きまくってすっきりした。
拙い文章ですが最後まで読んで頂きありがとうございました。