まわるもの②

少し必要があって、ポール・オースター『幽霊たち』を読みはじめた。今月末くらいにまとまった感想が書けたら、と思う。なんとなく、この時代のアメリカ文学の影響が自分の世代には強いのではないかと思う。

晴れわたって、どこにでも行けそうな気分、だけれどまたなんとなく家にいる。二日酔いの頭を癒して、夜には気になっているバンドのライブ配信を観る。
「良いと思ったものを他人様にそっと差し出したい」という最近の決意とは裏腹に、ただただ「楽しいわーいいぇーい最高!!!」と叫びたくなる。自室で配信なので、心のなかで叫ぶ。そして、「楽しいわーいいぇーい最高!!!」という歓声は異様なので、会場でも多分やらない。大抵、うずうずしながら黙って拍手している。
音楽のこと、音作りのこともよくわからないけれど、エフェクトがかなり掛かっていても耳に心地よい感じの音だった。音楽をやる人の、音へのこだわりとかって結構気になるところだ。

頭が世界がぐるぐる回る、そんな時も大切なのだよね。

蛇子


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