シャニマスと出会い、全ての偏見を捨て、人生が変わってきた話
こんにちは。邪ノ原という変な名前でいろいろしている者です。
この記事では、おそらく多くの人が然るべき理由があってシャニマスを始めたであろう中、よくわからない理由でシャニマスを始め、見事にハマった私の体験をまとめたいと思います。
シャニマスにハマってからずっとこのような文章を書きたかったので、ハマってからおよそ一年経った今、シャニマスに対する想いを新鮮なままに保存するつもりで書きました。
貶めている感じがするので、本当はあんまりこの表現は好きではないのですが、アニメやシャニマスなどを含む大まかなくくりを、かつての自分のイメージを反映して、この記事ではオタク系コンテンツと呼称します。
1.斜に構えマスター(斜にマス)
昔から、自分と相性が悪いと感じて、アニメや美少女系ゲームにほとんど触れてきませんでした。
特に美少女系ゲームに触れてこなかった理由は明白で、私が今まで興味本位でプレイしたそういった類のゲームのキャラはいとも軽々しく「好き」であるとか、そこまで直接的でなくてもプレイヤーに対して重みの無い好意を伝えてくることが多くて、それが苦手でした。
ああいったセリフを聞くと、セリフを考えている人に舐められているのか?と思って、むしろ怒りが湧いてくるぐらいです。(少し誇張しました)
それを抜きにしてもキャラクターを愛でるという文化をもっていなくて、また昔からあまりストーリーに重点が置かれたゲームをプレイしたことがなくて、大体のゲームのストーリーはスキップするタイプだったため、私にとって美少女系ゲームとはゲーム性の薄い、つまらないものでしかありませんでした。
ちなみにアニメに触れてこなかった理由は特にありません。
以上の理由から、所謂美少女系ゲームに全く興味がなく、正直少し悪い偏見をもっていました。そんな私がどうしてシャニマスを始めたのか。
簡単に言うと、斜に構えていたからです。
「斜に構える」という言葉は適切でない気がしますが、それは見出しのしょうもないダジャレのために使った表現にすぎないのでどうでもいいことです。
とにかく、「斜に構えていた」ために、興味が全くなかったオタク系コンテンツとされているようなものに、逆に興味が湧いたということです。
正確には、自分はそれの良さがよくわからないのに、Twitter等でインターネット上の多くの人がそういったものを話題にしていることが不思議だったため、そのそんな人たちの気持ちが知りたくなったという感じです。
要するに、多くの人が熱中しているオタク系コンテンツの良さを自分も知りたいと思ったのです。
当時の趣味といえばゲームか動画制作くらいで、オタク系コンテンツは当時の自分からしたらまさに新大陸、未知の世界でした。
当時はとにかくオタク系コンテンツに興味がなくて、調べることもほとんどなかったため、シャニマスを始める少し前まではシャニマスどころか、アイマスというコンテンツさえも、そのキャラの一人も知りませんでした。
そのため、シャニマスを初見プレイする人が言いがちな、「Twitterでよく画像が流れてくる」や「キャラだけなんか知ってる」や「音ゲーだと思ってた」などのあるあるは一つも当てはまりませんでした。
話が戻りますが、オタク系コンテンツという大きなくくりに漠然と興味が湧いた私は、シャニマスを始めるよりも前から、その時話題になっていた美少女系ゲームをプレイして、そして尽く飽きてしまいました。
シャニマスを始める前にやっていたゲームはあのウマ娘でした。
現在でも絶大な人気を誇っているウマ娘でさえハマることはできませんでした。(ストーリーをほぼスキップしていたから?)
そしてその後、たまたまシャニマスの存在を知って始めた。
ただそれだけでした。
そう、私がシャニマスに出会わなければ、ウマ娘など他の数えきれない美少女系ゲームのどれか一つにハマって、今でもシャニマスの名前すら知らないままでいるという可能性も大いにあったということです。(もちろん何にもハマらなかった可能性もある)
これはシャニマスが完全に生活の一部になっている今の私からすれば、信じられないくらい、怖い。
たまたま他のどのゲームでもないシャニマスに出会い、たまたまハマることができた。本当に、心から、よかった…
そんな私だからこそ、感動したシャニマス曲の歌詞があります。
感極まりました。本当に出会えてなかった可能性が高かったので…
2021/03/30にシャニマスを始めて本当によかった…
ちなみにシャニマスを知ったきっかけは同じ人も多いと思うのですが、ダ・ヴィンチ・恐山さんです。
本当にありがとうございました。
2.SuperStorySkipper(SSS)
ここまではどうしてシャニマスのようなゲームをプレイすることになったのかを説明しましたが、肝心な問題が残されたままです。
それはストーリーをスキップしてしまうことです。
そもそも私がゲームに求めていたものは爽快感であるとか、戦略的な部分での面白さとかであって、ストーリーなどは見向きもしませんでした。
だから、シャニマスを始めたばかりの頃は怒涛のスキップ!早送りx4!という具合で、シャニマスのゲーム性の部分にしか触れていなくて、なんとたったの一か月で飽きてしまいました。
そこから如何にして「復活」を遂げたのか。
たしか四月の終わり、3周年キャンペーンが終わりを迎えくらいのタイミングで飽きてしまった私は、シャニマスをやる前と同じように、また別のオタク系コンテンツを探していました。
「そういえばシャニマス以外のアイマス作品も気になってたんだよなぁ」と思い、デレステとミリシタを始めました。
そこで驚いたのが、圧倒的な曲のクオリティでした。
特にミリシタで「I did+I will」を初めて聞いたときの衝撃は今でも忘れられません。
「I did+I will」などをきっかけに、「アイマス楽曲全体」に対する私の評価が上がり、次第に「シャニマスの曲もきっと素晴らしいに違いない!」と思うようになりました。
それに加えて、たまたまシャニマスをプレイする動画を視聴したため、シャニマスの魅力はコミュにあるということを認識しました。
そしてシャニマスをやめた約2か月後、ついに「復活」しました。
そこで初めてしっかりと聴いたシャニマスの曲がSHHisの「OH MY GOD」でした。
それまではお金を払って曲を聴くことにかなり躊躇するタイプだった私が、何の迷いもなく、iTunes Storeで255円で購入しました。
それくらい、飛び抜けて良い曲だと思いました。今でも思ってます。
これが楽曲の面でシャニマスを好きになったきっかけです。
ちなみに、これまでに購入したアイマス楽曲は合計112曲です。
それからはほぼ全てのゲームのストーリーをスキップしてきたこの私が、なんとコミュを見るようになりました。
しかし、この時点でまだキャラクターを愛でるという文化をもっておらず、美少女系ゲームに対する悪い偏見が抜けきっていなかったので、いまいちその良さを理解することができませんでした。
そんな状況を打開したのは一人のアイドル、正確には一つのコミュでした。
それは「ハウ・アー・UFO」浅倉透です。
まず、いきなりカメラが表示される。何だこれ。
そしたら、よくわからない落ち着いた声のアイドル(この頃は全然キャラを把握していなかった)が現れた。
次にやけに声が高いアイドルが現れて、先生みたいな注意をする。
でも落ち着いた声のアイドルは注意を気にしていない様子。
その次に別の声が高いアイドルが現れて、落ち着いた声のアイドル「浅倉透」が何をしていたのか訊く。
そこに別の落ち着いた声のアイドルが現れるが、あまり会話に興味を示さない。
話の内容がよくわからない。
でも、「浅倉透」がなんだか気になる。
その会話の内容の意味のわからなさが気にならないくらい浅倉透の喋り方、雰囲気、考え方の全てが独特で一気に引きこまれました。
彼女のモノローグがとにかく印象的で、初めてもっとコミュを見たい!と自分から思いました。
その後にプロデュースした「おかえり、ギター」の浅倉透も彼女の独特な部分が存分に発揮されていて、完全に浅倉透に夢中になりました。
これを機にコミュに対して興味が湧くようになり、それまではぼんやりとしか見ていなかったコミュをしっかり見るようになり、やがてイベントコミュも見るようになりました。
これがストーリーの面でシャニマスが好きになったきっかけです。
ちなみに、今はゲームの面でもシャニマスが好きです。
ノウハウ集めが楽しかったり、それでグレフェスでそこそこ強くなったり、かなり強いサポートが揃ってきたことで育成で一気に体力が回復したりSPが大量にもらえたりするのが爽快だったりするので。
そんなことがあって、2021年の7月下旬頃には完全にシャニマスにハマって、それ以降はすべてのユニット、アイドルに順番にハマりました。
やっぱりシャニマスの魅力は、アイドルが表面的には「キャラクター」だなという感じがしても、実際にプロデュースしてみるとその内面の現実的で人間らしいところが見えてくるところだと思います。
いろいろな表現がとにかく細かくて、他のゲームにはなかなか真似できないのではないかと思いました。
最初にイベントコミュを見たときはその長さに驚きましたが、それに慣れた最近はむしろもっと長くしてほしいとまで思うくらいです。
もちろんキャラクターを愛でるということもできるようになりました。
最初の方で「美少女系ゲームは軽々しく『好き』というセリフを~」みたいなことを書きましたが、シャニマスはプロデューサーとアイドルの間に信頼感があるため、信頼から来る、恋愛的な意味ではない好意を伝えるセリフを純粋な気持ちで受け取ることができるというのと、プロデューサーが一人のキャラクターとして完成されすぎていて、自己投影しない・できないため、傍観者としてストーリーを楽しめるので、ほとんど気になりません。
3.影響
シャニマスという、昔の自分からしたら一生ハマらないだろうと思っていたジャンルのゲームにハマることができた影響で、あらゆる物に対する偏見を捨てることができました。
今プレイしているのはシャニマスだけですが、他の美少女系ゲームはもちろん、現実のアイドルや鉄道が好きな人など、偏見の対象になりやすい様々なものに対する偏見がなくなりました。
かつての自分なら絶対にプレイしないゲームだからこそプレイしたシャニマスにハマることができたことで、他の自分とは合わないものも「その人にとっては本当に好きなものなんだろうなぁ」と思えるようになりました。
とにかく今はシャニマスが好きすぎて、完全に生活の一部となっています。
この記事を書こうと思った理由の一つは、AppStoreで長文レビューを書こうとして、自分の想いを成文化するには全然文字数が足りないことに気が付いたからです。
その結果この記事が生まれたというわけです。
シャニマスの間接的な影響として、アルストロメリアの難解な歌詞の意味を調べていたら哲学が好きになって、倫理のテストで高得点を取ることができたり、哲学が好きになった影響で難しい内容の文章を大量に読んだことで語彙が増えて現代文が得意になったり、とにかく様々な面で影響がありました。
誇張なしでシャニマスは現在進行形で自分の人生を変えていると思っています。
何度も言いますが、たまたまシャニマスに出会えて本当によかった…
私は現在17歳ですので、シャニマスに受けた影響を考えると、絶対にシャニマスをやっていなかったら違う人生になっていたと思います。
ちなみに、私は一応YouTuberをやっていて、主な理由は動画を作るのが好きだからなんですが、もう一つの理由はかつての自分と同じような、シャニマスのような所謂オタク系コンテンツに全く興味がない人に向けてシャニマスをプレゼンする動画を作るという野望があるからです。
まあ、今はチャンネル登録者が12人しかいないので作らないんですけど、動画を作るのに飽きない限りは動画を作り続けるつもりなので、いつかチャンネル登録者が1000人くらいになったらプレゼン動画を作りたいと思っています。
シャニマスが終わるのが先か、チャンネル登録者が1000人になるのが先か。
謙遜なしにくだらない動画しか作っていないので多分無理です。
4.シャニマスを始める前のかつての自分に一言 その1
邪ノ原
邪ノ原
概念的プロデューサー
邪ノ原
邪ノ原
邪ノ原
概念的プロデューサー
邪ノ原
邪ノ原
5.シャニマスを始める前のかつての自分に一言 その2
全ての偏見を捨てろ
つべこべ言わずにシャニマスをやれ
https://shinycolors.idolmaster.jp/
6.あとがき
シャニマスに対する愛が強すぎてかなりのボリュームになってしまいました。これ誰が見るんだ。
私は昔からかなり自分を客観視するタイプで、美少女系ゲームを片っ端からやっていたのは「自分の性格で美少女系ゲームをやるのはありえなくて面白いから」というのもありましたし、だからシャニマスにハマった時も「自分がシャニマスにハマったこの状況がとにかく面白い」と思って、この記事の内容はかなり前から考えていました。
偏見がなくなったとは書きましたが、やっぱり他のオタク系コンテンツとシャニマスはどうしても同じ目で見ることができません。
シャニマスが一番特別で、一番大事だから…
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