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Twitterファイル:TwitterとCIA:アメリカ政府はどうやって外国情報を消したか

2022年12月24日公開のTwitterファイルです。今回のスレッドは、イーロン・マスクが直接リツイートせずに、公開したタイビ氏のブログを紹介する形でした。なんだろうと思ってブログを読んだ後、イーロンがシェアする内容としては薄いぞ?!と疑問に思い、タイビ氏のツイートを見てみると新しいTwitterファイル!それもTwitterとCIAの関係がっっ
そして今回はTwitterファイルに番号が振られていないので、号外編なのかどうかも不明。内容を見てみたら、Twitterのネオナチ情報消し&ドンバスの情報消しについても書かれていました。
イーロン・マスクはご存じの通り、スターリンクで膨大な金額をウクライナに寄付しているので、もしかしたら内容を知りつつ、直接公開を控えたのかも。前回は和平交渉を勧めて暗殺リストに一瞬追加されたし。
*のちにイーロンがタイビ氏の記事を直接リツイートしてました。

今までのTwitterファイルは抜粋で翻訳してきたけれど、これについてはしっかり翻訳しようと思いここに公開します。

● 個人的な解説や、意見には文頭に絵文字が入っています。
● 英語のテキストのやり取りは略語を使う事が多く、英英で調べましたが、絶対に正確だ!とは言い切れません。

長いよ~頑張って読んでね~~では行きますっっ


Twitterファイル:TwitterとOGA

Twitterファイルが公開されたのち、FBIは声明を出した。
「FBIの人々はアメリカを守るため日々働いている。なのに陰謀論者はFBIの信頼をそぐため、誤情報を広めている」

ーTwitterファイルの内容に対して反論する事は避けてる。

FBIの信頼を落とすのが私たちジャーナリストのモチベーションだと?

FBIは政府機関、国防総省、CIAの監視・検閲プログラムのただの窓口。

この監視・検閲プログラムは外国勢力対策部80名だけのプロジェクトではなく、地域警官からメディア、連邦政府、国防省、CIAまで多岐にわたるもので、その規模は予想をはるかに超えるものだった。

Twitterの幹部はあまりにも様々な政府機関とやり取りをしていたからか、たまに混乱している様子がうかがえる。

政府の様々な機関からの数千件にも及ぶ要請はFBIサンフランシスコとFITF(Foreign Influence Task Force-外国勢力対策部)を通してTwitter内部に流れ込む仕組み。

TwitterとFBIとCIA

2020年6月29日のメールでFBIのエルビス・チャンは、Twitter幹部との会議にOGA(Other Government Organization)を招いていいか尋ねている。

OGA-Other Government OrganizationはCIAの影の呼び方で、これは元CIA職員が使う。

Twitter司法部のステーシアはTwitter幹部のジム・ベイカー(元FBI)に会議の開催を報告

このような政府機関との定例会議はTwitterに限った事ではなく、Facebook、マイクロソフト、Reddit、Pinterest他多数。テック産業界は政府無しでも継続して会議を行っている。

FBIのエルヴィス・チャンのメール、宛先とCCだけでも・・・

さらに、会議の議題の連絡はコレ↓ 2020

💬見落とすところだったけど、CIAが2020年にウクライナ国内への世論操作作戦について説明していた。
Influence Campaignとは直訳で影響力キャンペーンだけど、プログラム解説サイトを見たところ「世論を変える大規模なキャンペーン」「偽情報を推し進める悪意を持った活動」「これらの活動はハイレベル・国家レベルのグループで行われる」と解説されている。

外国勢力対策とは名ばかりで国内・選挙の見張りも忙しい

外国勢力対策とおもいきや、FBIとFITFは、Twitterに国内モデレーションの依頼も送信。

Twitterへのデータ送はテレポーターと言う一方通行プラットフォームを利用して行われ、2020年の大統領選挙が近くなるとFITF/FBIのツイート確認(削除)依頼は増えて行った。最後はExcelスプレッドシート添付になる🤣

政府機関からの要請が多すぎてパンクするTwitter

確認・削除依頼が増え、対応に追われる幹部は、社内当てに「どれから対応したらいいか優先順位振れる方法ない?」と解決システム(ツール)依頼する。FBIや国土安全保障、選挙管理委員会などからのリクエストが増えている事が書いてある

FBIからのメールには必ず件名か本文に「Twitter利用規約違反の疑い」と言う文が書かれており、Twitter幹部はFBIがキーワード検索をしている事に気が付く。

ジム・ベイカーですら違和感を感じていた様子

タブロイド紙にまで目を光らせていたFBI

気になる記事に関連するユーザーIDとハンドルネームの開示を要求。そしてホイホイ同意するTwitter幹部ヨエル・ロス

SNSでの監視・検閲プログラム拡大の言いわけ

2016年の大統領選挙で共和党のトランプ大統領が勝利を収めた。そしてその勝利は「ロシアの介入」によってだったとのでっち上げによるところが大きい。それを理由にアメリカ上院は「外国の選挙介入対策への強化」を打ち出した。

💬要するに、ヒラリーがトランプに負けた事を認める事が出来ないヤカラが、トランプの勝利が国民の声だった事を無視した挙句、国民への監視体制を強化した。その自己正当化は精神障害で言うところの自己愛性人格障害さながら。

2022年ロシア人検閲強化後のTwitter

各種Twitterファイルでは、外国勢力対策についてFBI・FITFから圧力を受け続けてきた事がわかるが、Twitter従業員は外国政府との関連を裏付ける根拠を見出すことができなかった。

↓今年3月8日(紛争開始直後)

何でもIRA=ロシアプロパ機関

Twitterセキュリティ幹部のヨエル・ロスのメールには、ベネズエラのマドゥロ大統領(西が認めてない方)寄りのアカウントとロシアIRAとの関連は見つからなかったと報告。

💬よく出てくるIRAと言う略語。これはRussian - Internet Research Agencyで、ロシアのネット調査・プロパ機関を指している。アメリカが作った言葉の様で、実在するのかは不明。
アメリカは自分のところのCIAと同じ機関がロシアにもあると思い込んでいるみたい。
でも今回のウクライナ紛争で情報戦にロシアが完全に負けた事で、IRAが全く機能していない、または存在していないとアタシは個人的に思っている。

BRICSも消そうとしていたOGA(CIA)?2020年

次のe-mailでは、アメリカ内務省ですらロシアの世論操作の実態がつかめていなかった事が分かる。Twitter内部のやり取り

言い換えれば、政府関係者の圧力が激しくなることはTwitterの企業としての独立性を失うのと同じ事だ。

今年4月のマクロンの大統領選挙にもOGA(CIA)が介入

OGA(CIA)はFBIとFITF(外国勢力対策部)を通して諜報資料まで公開している。これはTwitterだけではなくテック産業すべて宛てになっている。

🤣Wiki入っちゃってるじゃん

元CIA職員の内部告発者ジョン・キリアコウ氏は、この文書についてフォーマットがCIAのモノの様だと言っている。ラインで区切られた上部はCIAオリジナル。

💡プリゴジン氏は数か月前に「ワグナーPMC」のトップである事をバラした人です。元々プーチン大統領の料理人と呼ばれてた大物だけれど、彼がマクロンの悪い噂をアフリカで流しているってのはちょっと飛躍っぷりが激しいなって思った。


インターネットの情報は諜報機関が方向性を決めているのか

諜報機関が外交方針に関する情報操作を行っていたのか多くの人々が気になるところだろう。Twitterに関して言えばその答えはイエスであり、FBIとFITFによって行われていた。

ウクライナ・ネオナチプロパガンダの諜報資料

また、他のレポートでもバイデン政権の汚職情報はロシアIRAの関与だとしている。

諜報資料はしばしば軽い説明と共に長いアカウントリストが添付されていた。それらのアカウントは単に”親マデューロ、親キューバ、親ロシアのアカウントなだけだった。例としてこのリストには1,000以上のアカウント情報にデジタル処刑(バン?)マークが付けられていた。

💬ブラジルの選挙も操作してます。ボルソナロが落選した後の大規模な抗議活動を報じてましたが、あれもプロパで作ってました。
ベネズエラに至っては勝手に大統領設置してるけど、油が無くなって頭下げてるアメリカ😁 バイデン政権腐敗情報もロシアのせいですね。


ドンバスの悲劇(虐殺)、消される

怪しいと評価された報告は真実かも知れない。
少なくともネオナチの事、ドンバスでの人権侵害、わが国(アメリカ)の腐敗・・・これらをブロックする必要があるのだろうか?

これは言論においてのジレンマである。アメリカ政府がアメリカ人と他の人々に親マデューロや反ウクライナを隠す事が必要なのだろうか?

諜報資料はしばしばただのリンクを貼りつけたリストだった。

時々(いつもではない)TwitterとYoutubeはこれらのアカウントをブロックした。Twitterのヨエル・ロスの言葉が何を意味していたのか、分かった気がする。

なんだかTwitterはFBIと言うより議会から要請が来てるみたいになってきた。今話し合っているのは”国に制御されているメディア”と言うラベルを付けるかどうか。
でも僕はFBIとあそこが、すでに決まっている事を僕らに要求しているみたいでいい気分はしない。皆さんの視点ではどうですか?どう進むべきでしょうか?
ーヨエル

”誤情報”と”歪んだプロパガンダ”の境界線は薄い。一企業がこれほどの要求を政府からされている事、その要求が日々攻撃的になっている事についてみて見ぬ振りができるのだろうか?

CIAとテック企業との関係についてCIAからコメントは得られていない。僕が書いた事、言った事はTwitter社から何か言われたわけではなく、調査は第3者機関を通して行われたため、僕が見た事は限定的である可能性があります。

マット・タイビ


翻訳メモ:
タイビ氏は、消されたドンバスの虐殺について深い言及を避けています。それはアメリカが現在戦っている戦争の原因の根源を晒す事になり、極端に不利になるからだと思う。ジャーナリストだからと言って愛国心がないのではなく、国が良くなって欲しいから真実を伝えようとする。
こういう証拠を残しておくことで、後々誰かが「なるほどね~」と役に立てるかな~と思い翻訳しました。


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