推しの好きな所
ここ3年間、ずっとある一人の人の沼にどっぷりでした。コロナ禍のため今は旅行を控えてますが、パンデミックが収束したら聖地巡礼に行きたいです。
※以下に書かれてる事は推しへの気持ち悪い感情を語ったものです。ぼかして書いていますが、推しが誰か分かる人には分かると思います。そんな方はどうか黙って頂けるようお願い致します。なお、彼に関する記述は「私の思う推し」なので正確性に欠けます。半分フェイクだと思って下さい。
推しのどんな所が好きなのか?自分なりに考えてみました。
結論から言いますと、推しが泣いている姿が好きなのだということが判明しました。初っ端から拗らせてますね。
彼の好きなところは沢山あります。努力家なところ、優しいところ、賢いところ、口下手なところ、一途なところ…挙げるとキリがありません。
じゃあ、具体的にどんなエピソードが好きか?と考えてみた時に、推しの泣いている姿が浮かびました。
推しは大木のようにどっしり構えているイメージがありますが、人間らしく弱い部分もあります。一緒に頑張ってきた仲間が亡くなったときは泣き腫らして「(仕事を)やめたい」とこぼしたこともあります。溜め込んだストレスが身体に来て体調を崩し、嘔吐してしまうこともあります。失言を週刊誌に叩かれたときはひどく落ち込んで、周りから励まされ泣いてしまった事もあります。
そういったエピソードを知る度に「あぁ、可愛いな」と思います。
元気のない彼の話を聞くと、不思議と胸が高鳴り、どんどんイメージが湧いてきます。変態みたいな事を言いますが、泣いている彼からは、きっといい匂いがするのです。憔悴した彼から溢れるイメージに、何度も元気を貰いました。
彼は世間一般で言われる「立派な人」です。聡明で責任感があります。まさに白馬に乗った王子様と言えるでしょう。私には眩しすぎる人です。
そんな彼がしおれていく姿を想像すると、なんとも言えない心地よい感覚に浸れるのです。彼が泣いている姿は、今まで見た光景の中でいちばん満たされるものだと感じます。現実の視覚体験として見た事はありませんが、妄想の中で何度も思い描きイラストや小説まで描きました。キモいですね。もちろん誰にも見せていません。
もしかしたら、この恋に似た感情の裏には、いわゆる「立派な人」に対するルサンチマンがあるかもしれません。
彼は、聡明で努力家で素直で優しくて、皆から愛されるだけの資質があります。私が欲しかったものを全部持っています。
そんな彼が、鳥籠の中で項垂れている。
想像するだけで胸がときめく光景です。
これが普通の3次元アイドルだったら、こんなにすんなり苦しみを消費できません。嬉しい以前に罪悪感が勝ります。しかし、彼の場合は違う。
彼を鳥籠に入れたのはみんなのせいです。
たとえ鳥籠の中にいることが可哀想だったとしても、私一人が悪いわけじゃない。そう思えば彼の苦しみを躊躇なく消費できます。どうせ彼は死んでいるし、生前も死後も、彼の名前を使って酷い事を言ったりやったりしている人は沢山います。そんなのに比べたら、泣き顔にときめく私なんて可愛いもんです。
我ながらロクでもない思考回路ですね。「みんなでリョナれば怖くない」ってやつです。(なんか違う)
追伸
これは根拠のない確信ですが、彼が体調を崩した時も、泣いている時と同様にいい匂いがすると思います。しない方がおかしい。