対話のテーブルで
古いものと新しいもの。
手放すものとしがみつくもの。
対立の構図はいつだって燃える。
その炎は放置すれば焦げついたまま、誰も片付けてはくれない。
その炎のエネルギーをどうするか。
ここから先をどう歩くかは、僕らの意識次第だ。
本当に大切なのは、望む未来に向けてここからどう始めるかのシナリオ設定。
四方八方から聞こえる不平不満の声を恐れず、けれども耳を塞がないリーダーを、
僕ら自身が育てること。
対立したままじゃ、どんな場も空中分解する。
地域を崩壊させたその先には、
もう何も残らないかもしれない。
現実は、自分の内側から始まる。
誰かを敵だと思うとき、
その敵の輪郭を作るのは、いつだって自分自身だ。
反対側にいる人の声を聞かず
ただ「正しいか」「間違っているか」に縛られたとき、
僕らが閉じ込められているのは、
他でもない、自分の意識の壁の中。
違う立場の人と本当に協調できるのか?
怒りやプライドをぐっと飲み込んで
目の前の子どもたちの未来を
最優先に据えられるのか?
ラベル貼りやジャッジに夢中になって、
本当に大事なことが見えなくなる。
正しさじゃない。
勝つことじゃない。
焦点はただひとつ、地域が良い方向へ進むこと。
それを見失わないこと。
だからあきらめない。
次の選挙でも若者たちが、
「自分たちが社会を作るんだ」
そう実感できる環境を作る。
『一緒に勉強しよう、対話のテーブルでコーヒーを飲もうよ。』
そんな一言を言える日常にしよう。
そこにあるのは、ただの対話。
その先に広がるのは、協調の景色。
僕らが進む道はきっと、
燃えるだけの炎じゃなく、
あたたかい光で照らされていく。
その光を灯すのは、外側の誰かじゃない。
僕らの内側から生まれる、小さな意識の変化なんだ。