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海外ひとり旅 in カンボジア#3 現地でお金を借りました。

2017年1月2日。

昨日の帰り、宿へ向かう途中で乗ったトゥクトゥクのお兄さんと仲良くなり、カンボジア最終日はそのお兄さんのトゥクトゥクで半日ツアーをすることになりました。

ワンちゃんおはよう。

今日はこのトゥクトゥクで半日過ごします。

お兄さんカンボジア最終日よろしくです!

カンボジア最終日。
のどかな街を越えてついた先は………

キリング・フィールド

ここは The Killing Fields = 大量虐殺が行われた処刑場。

1976年4月17日。今からおよそ40年前。
カンボジアにポル・ポトと言う人物がやって来てから、それは始まりました。

大量虐殺。
理想の国を作る為、理想にそぐわない人物は殺す。

ポル・ポトがカンボジアに来てから、わずか4年間で国の人口が3分の1に減少。300万人以上の人が亡くなったそうです。

このキリング・フィールドはカンボジアに何ヵ所かあって私も実際に自分の目でその場所を見てきました。

↑ポル・ポトが来てから僅か数日間で起きた悲しい出来事。このような絵がたくさんあります。

そして……

亡くなった方が眠る慰霊塔。この頭蓋骨はもちろん本物。中には頭を殴られ陥没している頭蓋骨もありました。

こんな広くて静かな土地でこんなにも辛い出来事が起きてたなんて全然知らなかった。。

そしてここから私達はまた市内へと戻り、次の場所へと向かいました。

次にお兄さんが連れてきてくれた場所はここ。カンボジアの悲しい歴史を知るための場所。

トゥール・ スレン収容所(S21)

ここはキリング・フィールドに移る前に拷問や処刑が行われていた場所。現在は博物館となって一般の人も中の様子が見られるようになっています。

ここでは看守が望む証言を得るために激しい尋問や、きつい拷問が行われていて、耐えられなくなった囚人が架空の自白することにより次々と処刑がされていったそうです。

ようは架空の自白をさせることによって処刑をするための理由を作っていたということ。

突然やって来た人たちに住んでいる場所を追われ、突如としてひどい拷問や処刑が繰り返される。こんな未来を誰が想像していただろうか。。

性別も年齢も関係なくたくさんの人が殺された。こんなことあってはならないし繰り返してほしくない出来事だ。

見ていて辛い気持ちになったけど、それでもこの出来事を知ることができて良かった。と思う。

カンボジアの歴史を学んだ後はちょっと休憩。

お昼ご飯を食べました。

↑ご飯美味しかったなぁ、、

そしてこの次はお兄さんに王宮へと連れていってもらいました。

日本でいう所の皇居かな。(一般人も中に入って良いんですね!)

僧侶のかたもチラホラいらっしゃいます。

と、ここで王宮の中を楽しんでいるようにしていますが、、この時私の中ではある一抹の不安が急に頭をよぎっていました。

それは……

え、お金ある!?てか、足りる?


そう。お金。

3日間に渡り使ってきたお金がそろそろ底をつきそうなのです。カードは持っているものの、トゥクトゥクやバスでどこに行くにも入場料のチケットを買うにもほとんど現金払い。もう手持ちの現金がこの時ほとんどなかったのです。

正直、王宮に入った時点で思いのほか入場料が高いなぁとは思ったけど。

これから日本に帰るにも空港に連れてってもらう為のお金は?と言うかトゥクトゥクのお兄さんに観光代も払えてないぞ。と。。。

王宮の中では建物を楽しむどころかお金の事ばかり考えていました。

そしてとりあえず一通り見終わった後にトゥクトゥクに戻り、外で待ってくれていたお兄さんに事情を話し・・・2人で悩んだ結果、プノンペンにあるイオンに行けば日本人もいるしどうにかなるんじゃないかという話になり急いでイオンに連れていってもらうことに。

イオンに行ったところでどうにかなるのかな、、?と不安に思いながらもイオンに行ったら……!

本当にどうにかなっちゃいました!(ココに至るまでめちゃくちゃ色んなことがあったんだけど。)

イオンにいた店員のお兄さんに事情を話したらなんと20ドルほど貸してくれたんです。泣

そのお兄さんの優しさに思わず涙ぐみながら「絶対に返します!」と約束をして、私はその後カンボジアを後にしたのでした。

※お金を借りたイオンのお兄さんには後日ちゃんと送金というかたちで、借りたお金に少し上乗せした金額を日本から返金しました……m(._.)m

協力してくれたカンボジア人のみなさん全員に感謝!!!!!

無事に飛行機にも乗り込めた、、

コンセントもありがたい。。

↑機内食はオムレツと蕎麦。

隣の席に座っていた外国人の方が機内食の蕎麦の食べ方が分かっていない様子だったので教えてあげました。(おつゆと蕎麦が別になっていたのでどう食べて良いのか分かってなかったみたい。)

確かに私たちは当然のように食べているけど他の国の人からしたらこれは分からないかも。お隣さんが嬉しそうに食べてくれていたので良かった、、!

そしてこの日はいろんな疲れからか機内食を食べたあとは大爆睡。日本に着くのがあっという間だった。

そして無事?帰国!!!日本で見た朝日もきれいでした。

終わりに

2017年。
人生で初めてひとりで海外に行った。

ずっと見てみたかったアンコールワットを見たり知らなかった歴史を学んだり。
つたない英語でお金を借りることになったり。。

とにかく今回のこの旅は、この経験は
私にとって
今後大きな影響を与えることになる
はじめの一歩になったと思う。

私が旅行を好きになったきっかけ。

大好きなカンボジア
はじまりの場所!

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