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Baianáって曲 -とあるDJの備忘録-
僕はHouseをかけるDJなんですが、
先日、友人から息子が21歳の誕生日を迎えるから盛大にパーティーをしてあげたいからDJをやってくれないかと聞かれた。
今住んでるところは、21歳の誕生日ってとても大切だそうで、多分日本で言う成人祝いみたいな感じなのかね?お酒は18歳から飲めるし、選挙で投票もできるけど。
で、普段なら即OK出すんやけど、その日の10日後に日本への一時帰国のフライトもあってコロナかかって帰れなくなるのもイヤやしとかあって数日保留に。
まーでもどんなHouseを求めてるのかも気になったので、息子さんのお気に入りを送ってもらうことに。
いくつか送ってもらったんやけどまずはこれ。
Baianá/ Bakermat
だいぶジャケットかわいいやん。Tribalなサウンドって自分的にグルーヴィーとエモーショナル感を感じるので好きです。
Baianáってどんな意味か気になったので調べてみた。
以下の書籍の232ページの索引から一部抜粋すると、
Baianáとは、
ポルトガル語で、ブラジルのBahia州の女性たちが着る民族衣装でカラフルかつ、ワイドでレースがついたスカートや帽子。
Candombléと言うブラジルにある宗教の人が着る白い伝統衣装
サンバのパレードにBaianá枠がある。
Maracatuにも関連がある。
とまー色々あるみたいです。
調べてたらブラジルの音楽、ダンスカルチャーの背景にはアフリカンと深い関わりがあるみたいですね。南米と北米でそれぞれの違ったかたちで生まれたその土地ごとのアフリカンカルチャー、調べたら面白そうなので、今度調べてみよ。
オリジナル曲が出てきた。
Spotifyはこちら。
Baianá/ Barbatuques
2005年リリースだそうで、思ってたより新しかった。
Youtube観てて、左のマイクの前に立ってる男の人の声!生声であんなエフェクトかかった声出るんかいなって感じ。いやーかかってんのかな。そのままラップに入った時に別のマイクでいったしそうなんかな。
ほぼアカペラでしかもダンスナンバーであんだけの迫力あるショーって素晴らしいなと。近くで講演あったら観てみたい。
で、BakermatのRemix ver、ジャケットからも見えるけど、だいぶポップに仕上がって、Tribalの土くささがクリアになった感じというか洗練されて、いい感じ。
自分が夜の踊る系DJやるんやったらもう少しベースのパンチが欲しいところ。で、自分が使ってるのはこっち。
2019年リリースのJack Back Remix.
ベースが結構効いてて踊るにはこっちの方がいいし、vocalのトーンが高いのでいい感じに重くなりすぎず、Tribal感も残っててこの曲にあとに結構いろんな方向にシフトできるかなと。Tribal系でそのまま繋いでもいいし、南米繋がりでLatin系にも行っても問題ないし、Funk寄りのDisco House系にも違和感なくいけそうやし、Tech Houseでさらにヘビーにフロア追い込んでもいけるし。フレキシブルな曲かなと思います。
Baianáは結構いろんなアーティストがサンプルで使ってて色々テイスト違うのもあるなぁ。で、レコードプールであさってたら1曲、自分のツボ的なサウンドでリリースされてた。
Baianá/ Animist, 2019
Groovyなベースの流れでFunky感がより強調されててJackin感のループサウンドで少しトリッピーな感じ。いやー好きやわ。これ誰かかけてくれたら全力でフロアで踊っちゃうのにな。周りに似たテイストかけるHouse DJsおらんもんな。やから自分でかけてデッキ越しでフロア以上に踊るっていうのはいつものこと。笑
なんか色々調べたら1曲でまぁまぁな量になってしまった。後まだ2つ送られたやつあるのに。ってことで残りは次の記事に書くことにしようか。
あっちなみに冒頭に書いたバースデーのDJオファーは受けることにした。理由はいくつかあるけど、それも含めて、パーティーの様子も終わってから書けたら書こうかなと。思っとります。