卓球界に蔓延する過剰なへりくだり?

1.卓球界における過剰なへりくだり

 かれこれ20年以上卓球を続けているが、練習や試合をする上で、過剰なへりくだりだと感じる瞬間がよくある。
 以下では、言葉遣いという観点から、過剰なへりくだりと感じる実例をいくつか挙げる。

(1)カウントをとる際の「〇ー〇『です』」

 「ツーフォーです!」の「です!」は何を丁寧にしているのだろうか。
 高校生の頃から聞くようになり、最初は真似して言っていたかもしれないが、謎の違和感があるし面倒だしで、途中からはやめた。
 先輩に対する敬意を表し、語尾に「です」をつけるようになったのだろうか。英語と日本語が混じっておかしいし、しかも普通の試合での審判は「ツーフォー」と言うし、、そのうち、「只今のカウントはツーフォーでございます」になるのだろうか。
 カウントで思い出したが、指でカウントするときの6以降の手のひらを自分側に向ける数え方、発明だと思ったなぁ。卓球以外の競技でも使っているのだろうか。

(2)練習内容を伝える際の「~していただいて」

 大学4年の時に、強豪校から入学したばかりの後輩に言われた「フォア前にサーブを出していただいて、~」、、、いや、練習中にそこまでの敬語いらなくないか、、、過剰ではないかと思った。
 少し逸れるが、2年前くらいに、高2女子に「逆チキしていただいて」と言われたときは戸惑った。(いや、逆チキやったことないんだけど、、、)

なんだかんだ2つくらいしか挙がらなかった。
「すみません」と過剰に謝りすぎるのもあるが、それは別で切り出したかったのでここでは割愛。

2.強豪校でそれらが多用されている?

 この過剰なへりくだりは、特に強豪校にありがちな気がしている。強豪校は上下関係が厳しく、言葉遣いも指導の対象になっているのではないかと思う。私は所謂強豪校出身ではないので、僻みでその文化が過剰すぎるのではないかというポジショントークをしてしまうのだが。

3.練習中や試合中に過剰にへりくだってはいけないと考える

 卓球の練習中や試合中は、相手とは対等な関係であり、そこに上下関係はない。あくまでフラットである。尊敬語・謙譲語では、相手を上げる、または自分を下げるための言葉遣いのため、対等な関係を築こうとする気概がないのでは。仮により高次の競技力を望むのであれば、対等な関係として卓球相手と接することが求められると考える。対人競技では、相手を負かすことでしか、自分が勝つことができない。
 当然卓球から離れれば、先輩・後輩としての上下関係も結構。

4.まとめとおまけ

 今後もこういった、卓球にまつわるエトセトラをなるべく定期的に配信できればいいなと思っています。(最低月一が目標)
 目指せ、伊藤条太さんの逆も〜ション!(休止、とてもショック。)
 休止と拝見して、久しぶりに卓球天国を見返したら、自分の卓球に対する問題意識が網羅されていて、相当影響を受けていたなと実感。今回書いた記事も、卓球天国第二章「卓球・妄想・卓球」の「卓球の常識」でおもしろおかしく書かれていたし、、、

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