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薬剤師・医学博士が追い求めた「幻の赤い果実ブアメラ」メラノーマ(第24回)
根治治療不能な悪性黒色腫(メラノーマ)
オプジーボの効果極めて低い
ノーベル賞を受賞した免疫チェックポイント阻害薬、
オプジーボ
2018年10月に発表されたノーベル医学・生理学賞を受賞したことで、がんの免疫治療薬「免疫チェックポイント阻害薬」。
私たちの体に備わっている免疫は、体外から侵入した細菌やウィルス、体の中に発生したがん細胞などを攻撃・排除して体を守ってくれていますが、過剰に働くと正常な細胞まで攻撃して傷つけてしまう場合があります。
そうならないように、ブレーキとなる仕組みが備わっているのですが、がん細胞は自分の身を護るために、このブレーキを悪用して、免疫の働きを抑制してしまいます。
免疫チェックポイント阻害薬は、このがんによるブレーキを外して、免疫が正常に働くようにする薬です。
有効な治療がなかった進行がんの患者さんに対して高い有効性が示され、これまでになかった第4の治療として大きな期待を集めています。
免疫チェックポイント阻害薬のひとつである抗PD-1抗体薬「オプジーボ®」は、日本において世界で初めて皮膚がん(メラノーマ)の治療薬として承認されました。
免疫チェックポイント阻害薬オプジーボの薬価
オプジーボは2014年に初めて承認されたとき、対象となるのはメラノーマという皮膚がんだけでした。
対象人数が少ないため、薬価は非常に高額に設定され、例えば体重66kgの人(日本人の男性の平均体重)が1年間投与した場合は月におよそ300万円、1年間では3,800万円もの薬価となっていました。
その後適用拡大により、投与患者数が増えたため、それに応じて薬価も引き下げられ、2018年11月現在では当初の4分の1程度の年間1,090万円ほどとなっています。
オポジーボの根治治療不能の悪性黒色腫の治療効果は極めて低い
2021年9月に報告された小野薬品の報告書によると、オポジーボの効果が認められたのが1581例中31例、1.54%という低奏効率。
これに対して、効果なし、有害作用、死亡、メラノーマ悪化の総数は1500例以上。
一言でいうと、オポジーポには悪性黒色腫への効果はなく、副作用が強い医薬品と断定できます。
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の悪性黒色腫に対するブアメラの効果
インドネシアで女性に発症した口腔内粘膜の悪性黒色腫。
日本人には珍しい悪性黒色腫(メラノーマ)ですが、時折粘膜型の悪性黒色腫は発生します。
一方、オーストラリアやニュージランドに移民した白人種(カーカシアン)は、皮膚の悪性黒色腫の発生頻度は異常までに高い。
本例のインドネシア女性の粘膜型悪性黒色腫は、写真判定で3名もの皮膚科専門医が悪性黒色腫と断定しています。
本女性の場合、医師は何もできず退院したが、稀少果実ブアメラへ期待してブアメラオイルを飲用したところ、完治しました(2週間で治癒と報告されている)。
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1例報告だけであるので、ブアメラの効果の奏効率は不明であるものの、悪性黒色腫に対する絶対的な治療薬がないことから、ブアメラへの期待は大きい。
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