惰性で動いていたら、取り残されてしまうのだ。
パラダイム転換。
ニュートンが発見した万有引力、アインシュタインによる相対性理論、そして量子力学へ。
パラダイムシフトを経験すると、それまでの世界が一変する。
それまでの直感に反していることに新たなリアリティが生まれる。
知能そして意識。
改めて定義しようとすると実に難しい。
この世界のさまざまな現象を認識しているのも私たちの知能であり意識だ。
数学的宇宙仮説であらゆる現象を説明できると考える物理学者は、知能と意識が全ての鍵を握ると言う。
脳と宇宙がつながるとき、AI時代の知能・意識の定義が更新されるのだろう。
例えば、あなたに一枚の写真を見せて、あなたが「あぁ、アインシュタインの写真ですね」と答え、あなたの脳は全ての色やピクセルを取り込んで、それが誰の写真かを突き止めるためにとても複雑な計算をしたことになりますが、どうやったかは全くわからない。
あなたの意識は脳内のある領域から「解析完了。アインシュタインです」というメールを受け取ったのです。
このようにとても知的な情報処理は意識的なもので、一部は無意識だということです。
そもそも、意識とはなんだろう?
人生の意味や目的は、主観的で体験によってのみ得られるものです。
主観的体験=意識。
もし、何も体験しなければ、喜びや幸せと行った人生の意味を感じることも出来ません。
もし宇宙に意識を持たないロボットしか存在しないのなら、そこに意味はありません。
その宇宙は無意味です。
何らかのメカニズムが働いているだけの単なる空間の無駄です。
この広大な宇宙は意識のネットワークといってもいい。
意識がなければこの宇宙も存在しないのだ。
刻一刻と刻まれる時間、時の経過の中でヒトは意識を育む。
日々、惰性で動いてしまうことがある。
それは、単なる空間の無駄と考えられるのだからおそろしいことだ。
時の経過の中でヒトは意識を育む。
そして、パラダイムシフトを経験すると、世界が一変する。
惰性で動いていたら、取り残されてしまうのだ。
意識して動く、これを突き詰めていきたい。