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妊活か転職か迷う…アラサーOLが転職に挑戦した経験談
この記事は
早く子供が欲しいから妊活したい。
でも今の職場に不満があって転職もしたい。
と悩みに悩んでいたアラサーOLの私が転職に挑戦した経験談です。
転職1年後、どうなったか?
中小企業勤め年収400万→大手企業勤め年収600万に。年収200万アップ
単独ローンで戸建を購入
転職半年後に子供を授かり、現在産休中
結論、転職してよかったと心から思っています。
転職する前は年収が上がればいいやぐらいに思っていたのにまさか自分が家を買って子供まで授かれるとは…人生何が起きるかわからないなと驚いています。
妊活と転職、どっちを先にするかで悩んでる方の背中を押すきっかけになれば嬉しいです。
私の転職前の経歴
中小企業勤め年収400万の27歳。
3年お付き合いした同い年の彼氏と26歳で結婚。
結婚式、ハネムーンを控えていてハネムーン後はすぐに妊活して子供が欲しい
こんな平均年収の私でも転職したら年収アップできました!
妊活と転職が両立できない理由
私が悩んだのは以下の2点でした。
①健康な30歳の女性が妊娠する確率はひと月で約20%
②育休取得には勤続年数が1年必要
それぞれ詳しくお話していきます。
①健康な30歳の女性が妊娠する確率はひと月で約20%
妊活をするにあたりまずは妊娠率について調べました。
若い方が妊娠しやすいのはわかっていましたが、この妊娠率のデータを最初に見た時、思っていたより低いなと思いました。
私は生理不順で生理が20~50日と周期にばらつきがあり、過去に婦人科を受診した経験があります。その時は特に異常などはありませんでした。
ですが、生理不順だと排卵日の予測がしづらいこともあり、妊娠確率が低くなるかもしれない不安がありました。
アプリで基礎体温をつけてみたものの素人だとジグザクになっていてちゃんと排卵が起きているのかわからない…なんとなくしか排卵日ってわからないものだなと。
最近は不妊治療をされている方も多いため、妊活を早めに始めたいと思うきっかけになりました。
②育休取得には勤続年数が1年必要
妊活を早く始めたいのに転職すると妊活を控えなければならない理由があります。
それは育休取得には勤続年数が1年必要だからです。
勤続年数1年未満で妊娠した場合、産休は取得できますが、産後8週間を過ぎたらすぐに働き始めないといけないです。
妊娠率が20%ということを知りながらも1年間妊活ができないことと、年齢が上がると妊娠率が下がっていく点がネックでした…涙
仕事頑張りたい私にとっては、なんで女性しか産めないんだと何回も思いました。旦那さんも「俺が産めたらなあ」と言ってくれて、一緒に悩んだ部分でもあります。
どうやって転職に踏み切ったか?
ではどうやって転職に踏み切ったかというと、妊活と転職の不確定な要素をなるべく減らしてクリアにしていくことを考えました。
・妊活
まずは自分の身体の状態に不安がある状態を解消するためにブライダルチェックに行きました。
ブライダルチェックとは、身体に妊娠や出産を妨げる要因がないか調べることができる検査です。
ブライダルチェックで不妊の可能性があれば早めに対策を打てるので将来的に妊娠を希望している方には受けることをオススメします。
私はブライダルチェックを受けて健康状態に問題はなかったため、「妊娠しにくい身体だったらどうしよう…」という頭の中でずっとぐるぐる考えていた不安が少し軽減されました。
身体の中の状態って自分では全くわからないので、検査で数値に異常がないかどうかわかって必要以上に不安にならなくて済むのがよかったです。
ブライダルチェックを受けて「自分が不妊体質かも」とどんどん膨れ上がる不安を減らすことで、妊活に対するリスクが適切に判断でき転職に挑戦しようという勇気が出てきました。
私は色々なリスクを考えてしまって行動するのに腰が重いタイプなので、ここはもう「ブライダルチェックもやったし1年ぐらい変わらない!絶対大丈夫!」という前向きな考えに切り替えました。
・転職
そもそも転職は転職活動をしてから内定が出て初めて、転職するかどうかの選択肢が与えられます。
1社も内定が貰えなかったり、今よりも条件の悪い会社にしか受からない可能性もあります。
そのためまずは"転職活動"を始めることにしました。
転職活動をすること自体は何のマイナスにもなりません。
自分の市場価値がわかるので、市場価値が低ければ今後どんな資格、スキルを身に着ければよいか対策を考えることができます。
多数の会社の採用条件を見て、今の会社の年収や待遇が他の会社と比較してどうか?を判断できます。
転職活動をしてみて、今の会社に残るのか内定先に入社するのか判断するのがよいと考えました。
嫌なら転職しなきゃいいだけなので損にならないし、むしろ自分のキャリアの整理ができて良いことしかなかったです。
転職活動の結果
転職活動2か月ほどで、大手企業からの内定を複数いただくことができました。
ここで選択肢として
今の会社に残るか、内定先に入社するのかの2つが具体的に出てきたのでそれぞれのメリット、デメリットを考えました。
①今の会社に残る場合
メリット:慣れた仕事、人間関係の中で妊活をすぐに始められる。妊娠後の産休、育休も問題なくとれそう。
デメリット:職場に不満がある状態で仕事を続けることになる。産後に転職しようと考えてももし子供ができなかった場合、いつまでこの会社にいるのか先が見えないまま働くストレスがある。年収が上がる見込みもない。
②内定先に入社する場合
メリット:年収アップし、やりたかった仕事に挑戦できる。大手企業のため活躍している女性も多く産休、育休を取った社員がいて産後も働き続けられそう。
デメリット:育休のために1年は妊活を控えないといけない。新しい職場、人間関係になじむまでストレスがかかる。転職したてで産休に入るのは印象が悪いのではという不安がある。
子供ができなかった場合、妊活のチャンスを逃したことを後悔するかもしれない。
もうこの時点では転職活動を頑張って、複数内定が貰えたことで自分の市場価値に自信が持てるようになっていました。
なのでもう「②内定先に入社する場合」の1択しかないだろ!という状態でした。
ブライダルチェックの結果に問題がなかったので、1年妊活ができないことのリスクを承知の上で転職に踏み切ることにしました。
でも不安がなかったわけではないです。。
「子供できなかったらどうしよう」という不安はずーっとずーっと考えて考えて考えて、一番悩んだ部分なので。
でも旦那さんが一緒に悩んで考えてくれて、転職への背中を押してくれました。
夫婦二人でもし子供がいなかった人生のこともたくさん話して、挑戦することにしました。
転職から1年たった今
冒頭でお話しした通り、現在娘を妊娠し産休を取得中です。
私の会社では「育休申請時に1年勤続していれば育休取得可能」だとわかったため、予定より妊活を早めることができました。
約6カ月勤務→妊娠判明し約6カ月勤務→産休取得→育休取得
といった流れです。
転職後に年収200万アップしたおかげで私の単独ローンで家も購入できました。
妊婦生活はしんどいですが、新しい広いお家で在宅ワークができてお金の余裕もできたので、ストレスをかなり減らすことができました。
もちろん新しい職場は大変なのですが、今までではできなかった仕事ができてやりがいを感じています。
プロジェクトチームに妊娠を報告した際も、リーダーが在宅ワークの調整をしてくださったり、産休に入る際にはチームの方々からプレゼントをいただくなど温かく接していただき感謝しかありません。
あの時転職に挑戦してよかったと心から思います。
私の経験が誰かの背中を押すきっかけになれば嬉しいです。