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読書日記『限りある時間の使い方』
人生はたったの4,000週間。
こんな気づきから始まる「自分の時間」の考察である。
著者オリバー・バークマンは、それまでタイムマネジメントにどっぷりはまり込んでいた。それなのに、やらなければならないタスクはどんどん積み上がり、自分の時間がなくなりストレスが溜まる。
もしかしたらタイムマネジメントなんて意味がないのでは…
生産性、効率化ツールは自分を縛る呪いであると知れば、自分の可能性を過度に広がることなく心に平穏がもたらされると説く。
たしかに、最初は私もタイムマネジメントやライフハックのような内容だと思っていたが、そんなちっぽけな話ではなかった。何度も戻りながらメモを取りながら時間をかけて読みこむほど大切なことが詰まっていた。メモはなんとノート13ページにも及んで、もはや写本ができたくらいの分量になった。
誰かのレビューで概要を知るなんてもったいない、ぜひ手にとって読んでみてほしい(今朝の新聞広告で15万部と書いてあったので私が心配するまでもないですが)。