エフェクター diy range master トランジスタ 2sc1815 treble booster silicon transistor を使用
range master トランジスタ 2sc1815 treble booster silicon transistor を使用しました。
レンジマスターは、どうやらシンプルな回路で作りやすそうだな、と考えて挑戦したのですが、シンプルなだけに回路を出来るだけ小さくしようと工夫されたvero layoutに結構苦戦しました。
range master veroで検索すると色々出ます
それを利用させていただいたのですが
作っているうちに、一つの穴に二本部品を付けなくてはならなかったり、10MΩという抵抗があり1MΩの抵抗を10個つなげて代用するのに非常に手こずりました。(この時はまだ10Mの抵抗を持っていなかったんです。)
bd439と2SC1815の
足の配列は多分同じで、
2SC1815をそのまま使えました
回路自体は簡単・・、と思っていたら、元の回路はなんとゲルマニウムトランジスタを使っているようで、それを一個買う金額で1つ別のエフェクターが作れてしまうほど高いので、なんとか一般的なトランジスタで作れないかなと回路を探した所、bd439というトランジスタを使った物があり、それを 2SC1815 で代用して作ってみました。もちろんトランジスタ部分を丸ピンソケットにして後々、色々トランジスタを試せるように作りました。
回路がシンプルですが、DCコネクタやボリューム、フォンコネクタなどをつけたりケースに収めたりしなければならないので、油断していて意外と時間がかかってしまい 、結局簡単でもエフェクタ一個作るのには同じだけ労力がかかるんだなと、なんとなく作りながら思っていました。
音ですが、高音が強く出るブースターで、クランチぐらいという感じに歪みます。低音が少ないのでジャキジャキして、歪まなければアコースティックシュミレーターのような感じでしょうか。懐かしいというか古い味がある歪みで、わざとチープな音にするならセラミックコンデンサなどを使うと良いかもしれません。また逆に良いコンデンサを使えば味のある音が出るかもしれません。
回路もシンプルなのでギターの音が直で出るという感じです。 ちょっと弾いてみた所なかなかで、サスティーンはそれほど無いですが、コードのカッティングなどは気持ちよく、意外とテレキャスなど使う方向きかもしれません。ストラトも良い感じです。単音で弾くとあまり歪まず、和音で少し潰れるように歪みますので多くの弦をガシガシとストロークすると楽しいエフェクタです。
ゲルマニウムトランジスタのレンジマスターもまた味があって良いようですね 、音も倍音が出るそうです。