ヘルシンキの保育園事情
たこ丸は、二人の保育園児とともにヘルシンキに引っ越してきました。ここで気になる保育園事情。やってみたらわかったことがあったので、別に誰の役にたつかしりませんが、せっかくなので、書き残しておこうかなと思いました。(情報源、素人調べなのでもし間違っていたらご指摘ください)
まず、割と混乱した学年の考え方
日本では4月2日生まれから翌年の4月1日生まれまでが一つの学年なんですが、どうやらフィンランドは、(西暦)OO年生まれ、が一つの学年なんだそうです。(でもよく考えたら日本よりわかりやすいかも?)
ほんでもって、学年が始まるのが、基本的には8月頃なので、今年○歳になる人この学年!となるわけです。まぁ保育園の中は特に意識をしなくても適切なクラスに振り分けてくれるので、いつ卒業するのかさえわかっていればいいのかなと。
ー6歳になる年の7月まで>保育園
6歳になる歳の8月からの1年>プレスクール
7歳になる年の夏以降>小学校
が、基本ということですね。
そこでまた一つややこしいのが、
>学年、意外にフレキシブル。
上記が基本なんですが、例えば成長が早い子などは、1年繰り上げてプレスクールに行ってもいいよん。というケースがあるんです。これ、うちの長女は四歳の時に保育園の先生に声をかけてもらって、「なんや、うちの子賢いんか?(喜!)」とか思ったんですが、よくよく聞くと別に保育園で能力テストをしているわけではないので、ちょっとパズルが得意だったとかそんなレベル。幼少期の1年といえば心と体の成長が急速かつ個人差がある時期なので、早めに飛び級して思春期にめっちゃ苦労したーという話も聞くので、要検討案件だったりするみたいです。
ちなみにたこ丸的には、え、そんな、勉強しないでひたすら遊んでいられる夢の保育園ライフを一年切り上げるなんて(うるうる)!!と思い繰り上げませんでした。
でも保育園のママとお話ししてると、〇〇くんは来年プレに入れようか迷ってる(繰り上げるor基本パターンorたしか希望によっては繰り下げもできる)みたいな話があり、学年迷うとかある!?と思っていた私にはちょっと新鮮でした。
でも考えることは増えるけど、学年だってその子にあった学年を選んであげるのは素敵だなーと思っています。
さて、保育園探しの難易度は、
この話こそ、結構情報がバラバラな印象でした。「ヘルシンキ、ほんま保育園ないで、毎日車で30分送迎せなあかん、地獄だ」「わー、姉妹で同じところ入れんかった、ひえー」みたいな話があり、結構ビビっていました。
結論:ヘルシンキの中で地域差がかなりある
みたいです。ヘルシンキ、結構小さな街なんですが、エリアによって住んでる人の層(家族連れが多いとか)と保育園の数にムラがあるのでいろんな噂がたっているようです。あと、毎日の送迎って大変だから、徒歩5分と25分でもなんか雲泥の差じゃないですか。ちょっとした距離感で、超遠い!!と言う話が紛れたりしてる気がします。
だって、保育園を先に決めて、その近くの家を借りたんだもの。(別にそうしようと思ったわけではないがそうなったのよ)しかも、エリアは、保育園が見つかりそうな場所を選んだんだもの。
そう、だから住む場所も再考するレベルで近所の保育園に入れることの優先度を上げておけば保育園探しはそないに難しいことではないのだな。と、思いました。地元の人はみんなこの家もう買っちゃったし、みたいないろんな事情があんだもんね。
ちなみに、他の保育園でも適用されるのかは知りませんが、申し込みにもちょっとしたコツがあって、8月から入園したい場合、7月の後半の日付で出しておくと8月1日と書いた人よりも優先して枠に入れる、みたいなこともありました。これは保育園に問い合わせてわかった話。フィンランド、公になっていない裏情報で溢れているあるある。わからないことは聞くしかない!
日本でも同じですが、需要と供給は絶妙なバランスで調整されているので、入園月その他、供給側と歩み寄る姿勢が大事だとたこ丸は思っております。
入って気付いたプレスクール問題
はい、これは最初知らなかったんですが、公立の保育園には、プレスクールがついている保育園と、ついていない保育園があるんです。つまりプレスクールがついている保育園だと、小学校に入る一年前にプレスクールを探さねばならんわけで、友達関係や姉妹の送迎なども考えると面倒なのでプレスクール付きの保育園が人気なんです。
まぁでも、入った保育園にプレスクールがついていなければプレスクールを探せばいいだけの話なんですが、たこ丸はプレスクールがついていない保育園に入れてしまったので、五歳になる年、いきなり周囲がプレスクールどうする問題について話しはじめてやや焦りました(え、あと1年あるじゃん!もう?)
なぜなら、
と言い出したから。いやんそんなパターンもあるんかーい。基本を学んですぐにひっくりかえる。今日この頃。何事も決めつけはよくないですね。
ここからは私立の学校の話も含まれてくるのですが、英語やフランス語を積極的に学ぶ学校のプレスクールだったりいろいろあるみたいです。
うん?昔、誰かがフィンランドでは私立の学校はあんまないで、公立の学校の教育水準が均一に高くなるようにフェアな教育機会を提供してるんやで。って言ってた気がするんだが??
いや、めっちゃみんな学校の噂話するやん。
この道の向こう側は〇〇小学校の校区で、こっちが側の△△小学校より評判がいい、みたいな話、フィンランドでも健在なのでご心配なく。
また情報が増えてきたら、プレスクール学・学校の話も書こうと思います。