赤いきつねのCMに関して
だしって…なんかホッとしないですか？
— 【公式】東洋水産株式会社（マルちゃん） (@toyosuisan_jp) February 6, 2025
CV：市ノ瀬加那 @ichinose_1220#ひとりのよると赤緑 pic.twitter.com/G8IZ3I2dtM
赤いきつねのアニメCMは、「食べる描写＝性的」じゃなくて、「性的魅力が高い女」が「普通に食べてる」だけでしょ。
しかし「CMに性的なものを出すこと」に激しく怒るような人達は、たぶん上記の区別がつかなそうな気はする。
この区別を判りやすくするために逆の例を出してみよう：
これは「性的魅力が低い犬」が「性的な食事」をするシーンである。
おわかりいただけただろうか？
性的に魅力がないキャラであれば、パスタを食べながらポッキーゲームをしてても、誰も問題視しないのである。
（犬を見るだけで発情するごく一部の異常な性癖の人間はここでは無視する）
さらに判りやすくマトリクスで整理すると、こうなる：
このマトリクスの左上と右上の区別がつかない人達が怒っているのだと推察される。
逆に言えば、左上と右上の区別がつく人達からすれば、あのCMが性的に不適切だと大真面目に抗議している人達は「わんわん物語を観て性的に興奮している異常者」と同じくらい異常に見えている。
こんな状態でまともな議論になるわけもなく。
このCMを批判している人の多くは表現の背景にある「社会」を、擁護している人の多くはこの「絵」を見ているから話が噛み合わないと感じている。
後者からすれば「ありふれている」絵の何が問題かわからないが、前者からすればこうした表現が「ありふれている」ことこそ問題なのだから。
上記の鬼頭氏のツイートは、クレームつけてる人達の動機をまるで「社会問題を指摘する高尚な精神を持ってる人達」であるかのように評価しているが、まあ中にはそういう問題意識を持ってる人もいるかもしれないが、怒ってる人達のほとんどは「可愛い女子がCMに出るのが気に入らない」だけだろうと、私は思う。
要するに、怒っている人達は、私が描いたマトリクスにおける「縦の境界線」の概念が無いだけであり、そこに背景にある社会への問題意識の有無は関係ないだろう、ということである。
赤いきつねCM、文句をつけていた女性が揃いも揃ってある一定以上の年齢しかいなかった。あの絵柄は若い世代からすると新海誠系の人気かつ見慣れたごく普通の絵柄で、あれに違和感を抱くのは『頬染め等を性的記号として認識するBL界隈の中高年こじらせ腐女子オタクおばさん』だけなのよ。つまり、老害。
上記のめるめる氏のツイートは、かなり手厳しい意見だが、かなり真実に近い気はする。
実際に、「過去に若い男の性的アピールの強いイラストに鼻息荒くツイートした実績があるくせに赤いきつねのCMを苛烈に非難している人」がどんどん槍玉に上がってるのを見てるからね。生物学的に考えても、普段から他者を性搾取してる人ほど、性的なコンテンツに過敏になっている節は少なからずあるだろうからね。だって、そういう人達はそういうセンスやチャンネルが開発されてるから。（苦笑）
手塚治虫の『千夜一夜物語』は子供が観てもさっぱりエロさを感じないらしいで。だから、それと同じことが起きてるんじゃないかなと。
（了）
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