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進む宇宙ロケットの民間利用

 昨年12月、JAXAは「ロケット相乗り超小型衛星打上げ機会の提供事業者」としてSpace BD株式会社と提携を結びました。Space BD社は、衛星の打上げや宇宙空間での実証実験など、宇宙利用を目指す企業や団体に向けて様々なサポートを行っていくとのこと。これまでJAXAは同制度により、32機の衛星を打ち上げてきましたが、この提携によってさらなる民間利用の促進につなげようとしています。
 宇宙ビジネスにおいて、民間の活力が大きな鍵になりつつあります。
 昨年7月、北海道のベンチャー企業であるインターステラテクノロジズ株式会社が開発製造したロケットが、高度100キロメートルを超えて宇宙に到達したことは、大きな話題になりました。宇宙開発への民間企業の参画はどんどん進んできていますが、国の直接の支援を受けずに宇宙に到達したのは国内ではインターステラテクノロジズが初。打ち上げに成功した3号機に続き、4号機も、とはいきませんでしたが、現在開発中の5号機(名称、MOMO5)には、高知大学の観測装置、三菱プレシジョン株式会社の小型ロケット用航法センサをはじめ、日本酒やコーヒーなどスポンサー企業の製品を搭載し、打ち上げ日の決定を待っています。
 ぜひとも、打ち上げに成功し、多くの人に新たな夢や希望をもたらしてほしいですね。

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