長崎旅行記②
長崎旅行、2日目。
朝はホテルの朝食ビュッフェをいただく。まだ消化していない長崎名物を中心に、皿うどん、カステラ、ミルクセーキ…。どれも普段はあまり食べないので新鮮。
夫は鶏ごはんを2杯も食べて朝から満腹で動けなくなっていた笑
9時前には荷物をまとめてチェックアウト。
大浦天主堂
本日、まずは世界遺産の大浦天主堂へ向かう。
中華街近くのホテルからは路面電車1本だ。
近くにはコインロッカーなどの荷物を置くところはないようだ。（ネットの口コミなどでもそう書いてあった）かなりの坂を登っていくわけだが、朝とはいえもう暑い。3日分の荷物を持ち歩くのはかなり大変。
坂のほぼ途中に建っている、本格西洋建築で日本最古の教会、大浦天主堂だ。教会の入り口には聖母マリア像が荘厳に佇んでいる。
教会内は撮影禁止、脱帽してくださいと看板がある。宗教施設なのできちんとした服装を求められるのは当たり前だ。
私はキリスト教徒ではないので教会に入ったことは友人の結婚式くらいしかないが、やはりこちらはそことは全く別物。モノホンの空気感。
ステンドグラスは大きくてかなり綺麗。しばらく座って見惚れていた。
大聖堂の隣には、博物館があり潜伏キリシタンについてやキリスト教についての展示がある。
この展示物がかなりボリューミー。広さもさることながら資料はかなりの文字数で読み応えたっぷり。
なかなか興味深く読んでいたのだけど、約6キロの荷物を背負いながらでHPが瀕死の状態になり、途中から資料を読むのはギブアップしてしまった。残念。
長崎旅行を決めた時に、せっかくだから歴史をもう一回勉強しようと思い、ネットで色々な記事を読んでいた。
当然、この博物館はキリシタン側の視点から見た歴史展示物となっている。一方でネット上では秀吉や幕府側から見た史実の文献も多く転がっていて、両方の言い分にそうだよな〜と思うところがある。
世界遺産って歴史を勉強しておくとさらに面白くなるんだな、と感じた。
この教会は元々はフランス人のキリスト教徒のために建てられたものだが、ある日突然日本人が「私たちも同じ信仰です」と現れたことで信徒発見って感動的に語られているのだが、
私は日本人の立場から見ると正直、200年も隠れて違うこと考えてましたという人が現れたら「えぇ〜…マジかー…」ってなるなと思った（小並感）
それにしても、この大聖堂と博物館は美しくて見応えもたっぷりなので、行ってよかった！
大浦展望公園
大浦天主堂の横の坂をさらに上がり、裏側まで行くと展望台がある。
結構な坂なんだけど体力を振り絞りゼエゼエ言いながら上がるとそこには、、絶景の眺望！
ジオラマのような景色。坂の多い地域に建物がたくさん並んでいるからか、そこまで高いところに登っている訳でもないのに遠くまで見渡せて、なんとも不思議な感覚だった。
風も気持ちよくて30分くらいベンチでぼーっとしていた。長崎は本当に綺麗な街だなぁ〜。
今回は行かなかったけど、グラバー園や孔子廟も近くにありとても見応えのあるエリアだった。
雲仙地獄
さて、午後からはレンタカーを借りて本日のお宿の雲仙へ移動する。
電車やバスなども調べたけど少し不便で、県内の移動はレンタカーがベストな気がする。
雲仙への途中で、「長崎カステラランド」にも立ち寄った。老舗の一つ和泉屋の施設みたい。
カステラ工場を簡単に見学できたり、レストラン・カフェも併設。海の見える席に座りカステラとコーヒーを頂く。最高。
ドライブの休憩にピッタリだ。
長崎市から車で1時間くらいかな、結構な山道を登り雲仙温泉の旅行に到着。
温泉街散策しながらカフェで軽食をとり（朝食食べ過ぎて満腹だった）、「雲仙地獄」へ。
温泉街の中にあるので、歩いてすぐだ。
真夏の炎天下というのに、土から湯気が噴き出て、ゴポゴポと茹っている。まさに地獄！
あたりに立ち込める硫黄の匂いもかなり強くて、迫力がすごい。
途中の売店で温泉たまごを購入。なんかよく味がわからん！周り一体が硫黄の匂いだからか？けど普通に美味しい。
色々な種類の地獄があって面白いし、なにより遊歩道がとても綺麗で雰囲気あるし、ひぐらしのカナカナという声が涼しげで、山の空気はうまい。
地獄観光だけでなく散策としてもすごく素敵だった。
他にもビードロ美術館など面白そうなところはあったけど体力が終了したので早々に旅館へ。
雲仙温泉
温泉♨️温泉♨️
色々と観光を回るのも良いけど、温泉旅館で時間をゆったりと使い温泉に浸かる、それもまた贅沢。
疲れた体にしみわたる〜硫黄泉〜。
まずは内湯をいただく。夕方の中途半端な時間だったので貸切状態！流石、肌すべすべ、髪ツヤツヤになり嬉しくなる。
お風呂の後は、お部屋でぼーっとしてゆっくりと疲れを癒す。
そして、お楽しみの旅館のお食事！
1日目に節約した宿代は2日目の夕食のためだったのだー！
海の幸、長崎牛などを堪能〜！旅館で食べる夕食は何倍も美味しく感じるのなんでなんだろうな。
食事を終えて、一休みしてから露天風呂行くぞと思っていたら、なんと外は暴風雨。
台風が近づいていたのでその影響だろうか。
それとも山の天気が変わりやすいからなのか。
ううーん、夕方に露天風呂に入っておけばよかったぁ〜と思いながら、疲れが出たのか22時には就寝。
2日目もとても楽しくて充実していた。
考えさせられることも多々あり、宗教と政治の問題はどっかの島国でつい最近聞いたことあるしね…。
それにしても温泉最高すぎて、夫はよっぽど気に入ったようで帰宅してから「温泉の素」をさっそく買ってきて「やっぱ本物の温泉とはチガウ」と言っていた。そりゃそうだろw