言葉で心のうちを伝えるのは容易ではない。ましてや緊張しているような間柄ではなおさら。

この「筆談」と呼んでいるシーンは、ワンカットで撮影しています。
しかも打ち合わせだけでリハーサルなしで一発で撮影しました。
（撮影時間はなかなか容易にとれないものです）

そんなわけでこのシーンは緊張感に満ち溢れています。

撮影は360°カメラで行いました。360°カメラのいいところは、編集の段階でマルチカメラのように使えることです。

また、撮影開始さえしてしまえばカメラのことをあまり考える必要がないのは、全員が出演者でいられるということです。

つまり、廻りの方々からは撮影しているように見えないということ。

日常とフィクションの境目を行き来するには最適な撮影方法とも言えます。

この日はスコールのような勢いのある大雨でした。
長い間、雨は止みませんでした。​

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　筆談（ためらいの行方）
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出演／吉田真優（メメ）、高木愛香（モモ）、ヨシアノ（トト）
音楽：WhatDreamsMayCome ／ JamesonNathanJones （Artlist）
　　　TheBiker ／ BenMcElroy （Artlist）
制作：LOKI
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