夫婦の朝会話 #2
『ザ・ノンフィクション新宿二丁目の深夜食堂〜人生を奏でるビール』という番組を二人で観ていた。日曜日は二人で過ごすことが多いが、テレビを観て過ごすのは初めてだった。
新宿二丁目に喫茶&バーという念願の店を持つことができたご主人と、天性のアイドル力と愛らしさで店の名物女将となった奥様。年齢と共にお互い身体も言うことを聞かなくなり、店を畳むまでの二人の生き様を描く。そんな二人に惹かれ、導かれ、店を通してたくさんの人たちの人生を垣間見れる番組。
とまぁ、ざっくりと説明すればこんな内容だった。
普段なら冒頭とか、ちょいと酒を一杯引っ掛けるように、チラ見して仕事に向かうのが僕。僕が仕事に向かえば、太ももが気になるんだよねぇといそいそとジムに行く準備をする妻。
そう、普段なら最後まで観ない。
僕らはテレビっ子ではない。
どちらかといえばアマプラっ子だ。
だからこそ、何でこの番組に惹かれたんだろうと今更ながら考えてみた。
まずタイトル。
素晴らしいの一言。
”人生を奏でるビール”なんて、今後の人生で一度は言ってみたいフレーズにノミネートした。
ビールは奏でない?
いやいや。
”のど”でゴクゴクと最上の音を奏でるでしょうが!!
とまぁ変なこだわりはさておき、タイトル以外で何か僕達夫婦のセンサーに引っかかった箇所はどこだろう。
*
この番組では女将さんにスポットを当てることが多かったのだが、女将さんの話を聞くと言うより、店に飲みに来て女将さんと喋るお客さんにスポットを当てているように見えた。
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