アイン先生すこマン

ははーーーーん私アイン先生大好きだな???となった取り調べ3


何がってもう切なくて切なくて…
アイン先生の夢は「狂瞳病を治すこと」、学生時代もそれ一筋でとにかく勉強と研究をやってたんだろうなあと

主席で卒業するくらい頑張って、卒業生の代表スピーチでは反感買うことも分かっててそのことについて訴えかけて、色んな病院の誘いも断ってシンジケートで開業して…

毎日大変だったんだろうな
チンピラが押しかけてきて殴られ蹴られ、開業時は異能力がなかったみたいだから、反撃の術もなくて怖かっただろうな
それでも毅然として振る舞って、シンジケートで唯一の医者として一人で頑張ってたんだろうな

そんな中で結局自分も感染しちゃって、患者さんを治療しようにも精神が暴走して当たっちゃうわクリニックの機器壊すわ
どんなに嫌がらせ受けても続けてたクリニックを、「患者さんを傷付けないために」閉業した時の気持ち考えたらしんどすぎる

クリニックを閉じた時、アイン先生は完全に夢を諦めたんだろう
もう人を治療することはできない、「狂瞳病を治す」ことはできないって自覚して悔しくて悔しくてたまらなかっただろうな

もう自分は「医者」じゃなく、「死にかけの狂瞳病患者」だと自覚したからこそ、先生は症状と経過をメモやら音声記録やらで残していったんだろうな
未来の誰かがそれを見つけて役立ててくれるように

これは戯言なんだけど
今まで「狂瞳病を治す」って志に同意してくれる人もいなかったしみんなが後ろ指差して笑ってたわけだから
その記録を残している最中すら「誰もその遺志を継いでくれないかもしれない」って絶望を感じてたんじゃないかな…
マジで辛い

そんな中でアンさんがベルちゃんを連れてやって来たとき、恐らく「死瞳と人間の間」から「人間」に意識が引き戻されたんだと思う
死瞳になって半時間の、明らかに助からないひとを連れて来られて「薬はないですか、無理なら近くの病院か薬局を」なんて言われても普通は門前払いするし先生もそうしようとした

外は大雨、行くところもなく、藁にもすがる様な声で自分を頼ってくる人がいる
「犯罪者の命もまた命」と言えるなら、「死瞳の命もまた命」先生ならそう言う 絶対にだ(つよいいし)
助けなければ、自分のスピーチを聞きながらせせら笑っていた輩と同じになってしまう
この意識で先生は「人間」から「医者」に戻ったんだろうな…意志が強すぎる…

そんでこの次…
「5分待って」て…5分で自分の腕を、外科医の魂を切断できる人なんていないよ先生………
大雨のシンジケートで自分を頼ってきた患者を助けるため、傷付けないために…そんだけのことができる医者マジであんたくらいだよ………男前すぎるんよ………




こんなこと言うと局長のように「分かった風に言わないで」って怒られそうなんだけど
先生は「シンジケートでこんなバカなことをしている人間なんて、私しかいない」つってたけども
バカはバカでも医者バカだし、医者バカで居続けるためには命も捧げられる本物のバカだし

夢を遂げて幸せになってほしい

先生が心から穏やかな笑顔を浮かべられる日が来ることを切に願う






はーーーーーーーーアイン先生ほんますこ

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