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渋谷ホームレス殺人事件を二度と繰り返さないためには?

何気なく、下記の記事を読んでいて、紹介されている映画の中で、気になった映画については、詳細を調べたりしていました。

夜明けまでバス停で」という映画の詳細を調べていた時のこと、この映画が、2020年に実際に起きた渋谷ホームレス殺人事件から着想を得た映画だと分かったので、その事件についての過去のニュース記事等も読んでみました。そうしたら、亡くなられた被害者の方は、広島県出身の方だったとありました。

事件について読めば読むほどやるせなくて、でも、もし、私がそのバス停の近くに住んでいたり、近くを通ることがあったりしたとして、何が出来ただろうと考えさせられました。

日本には、平成27年4月から、厚生労働省による生活困窮者の支援制度というのがあるそうです。
相談窓口は、全国の市区町村にあるみたいですが、いろんな事情から、どこの相談窓口に相談すればよいのか分からないという場合には、下記、厚生労働省から委託されたホームレス支援全国ネットワークによる『すまこま。』のフリーダイヤルの番号やメールアドレスに連絡すると、近くの窓口へつないでくれるそうです。

相談窓口では、

  • 今日行くところがない

  • 家賃が払えない

  • 家を追い出されそうになっている

  • 入居できる物件がない

  • 保証人がいない

  • 入居に関わる費用がない

  • 引っ越しが出来ない

  • 残置物で困っている

といった、住まいに関する困りごとについて、一緒に考えてくれるそうです。

もし、私が日本で暮らしていて、バス停で毎晩夜を明かしている人に気づいた時は、押しつけがましくならないように気をつけながら、『すまこま。』の電話番号とメッセージを紙に書いてそっと渡すとか、電話が無ければ代わりに電話をして状況を説明するとか、バス停に『すまこま。』のポスターみたいな案内をさりげなく貼っておくとか、そういうことだったら、出来そうな気がします。

周囲の人たちに出来ることがはっきりと分かっていれば被害者が被害者になることも、加害者が、加害者になることも、防ぐことが出来たかも知れないと思ったりもします。

ちなみに、広島県内の生活困窮者自立支援制度相談窓口一覧は、下記のページにあります。


行政機関に、支援を必要としている人たちが、実際にどのくらいいるのかということを正しく把握してもらう為にも、困った時に、こういった制度を利用することは大切だと思います。
どのくらいの数の人が、どんな支援を必要としているのかを正しく理解してもらって、予算案等に反映させてもらわなければならないので、各種支援情報をより多くの人たちに広めることも大切だと思います。

渋谷ホームレス殺人事件を二度と繰り返さないためには、今現在困っている人も、そうでない人も、万が一の時には、どんな支援制度があるのかということを、知っておく必要があるのではないかと思います。


日本で、外国人ホームレスの人が増えているというニュースや、亡くなった方もいるというニュースを目にして、誰にでも起こりうるというホームレスの状況に、渋谷ホームレス殺人事件のことも重なって、何か出来ることはないかと、まずは、この記事を書いてみました。


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いっぴき羊 in NZ
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