【TEDトーク】ゴールデンゲートブリッジで、自殺防止のために23年間尽力してきた巡査部長からのメッセージ
自殺に関連する報道を目にする度に、思い出すTEDトークがあります。
このトークを共有することで、もしかすると助けることができる命があるかもしれないと、この記事を書いています。
アメリカのサンフランシスコのゴールデン・ゲートブリッジを含むエリアのパトロールを担当されていた、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロールの元巡査部長、ケヴィン・ブリッグスさんが、23年間仕事をされてきた中での経験を語って下さっています。
英語によるトークですが、英語自体や英語の聞き取りが苦手という方には、英語の字幕の他、日本語の字幕を表示する設定にできます。
英語の字幕設定済みリンク:
日本語の字幕設定済みリンク:
ゴールデンゲートブリッジで、実際に、何人もの方々の話を聞いて来られたからこそ、たくさんの人たちに伝えたいというメッセージです。
当事者だけでなく、ご家族の話も出てきます。
ブリッグスさんが直接対応した数百人の自殺志願者の中で、引き止めることに失敗したのはたった2人だけなのだそうです。もちろん、2人の方の大切な命が失われてしまったことには変わりはありませんが、それ以外の方々は、生きることを選ばれたそうです。
このトークの中で印象に残っていることの一つが、下記の部分です。
ゴールデンゲートブリッジでは、数は少ないものの、橋から飛び降りたけれど助かったという方々もいらっしゃって、そういった方々は、たいてい「橋から飛び降りた瞬間に 自分が間違いを犯したことを悟って、生き続けたいと思った」と言われるのだそうです。
誰もが、誕生した日からこの世を去るまで、生と死の間にいるのは間違いないと思います。
人生を、生と死の間をつなぐ橋だと考えると、先へと急ぎ過ぎている人がいた時に、「Guardian of the Golden Gate Bridge」と呼ばれているケヴィン・ブリッグスさんのような方がいれば、立ち止まって、後戻りができるのかも知れません。
動画は、14分間ほどです。是非ぜひご覧になってみて下さい。