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足もとをひらく。
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ヤァルカ(Jalka)とは、フィンランド語で「足」「足もと」「ふもと」のこと。
ここ浅間山の北麓の高原の邑で、日々暮らしながら、自分の足で歩き、ときどき立ち止まって耳をすます。
足もとに目を向ければ、この土地で紡がれてきた、歴史年表にはのらない、名もない人々の営みが隠れている。
足もとをひらく。
それは、かつてたしかにこの場所で、人と自然の交わりのなかで生まれた、知恵や、技や、物語を、そっと拾い上げ、今を生きる仲間と小さな声で分かち合い、未来にここで生きる人たちにきちんと受け渡していくこと。
まずは、小さな編集室として、歩き始めます。