サブスクでEOS 6D MkIIをお借りした話
今自身が使っているカメラ機材はkiss x4であることは前回の記事を見て頂いた方ならお分かりだと思います。
そろそろ新規機材を導入したいなと思いましてEFレンズ群の中から比較的新しく、そして常用最高ISOが40000のいわゆるフルサイズ機をサブスクで1ヶ月お借りしましたのでそのレポートを致します🤚
まず何と言っても驚いたのは夜撮影ですね。
今まで常用ISO6400が限界だったx4からの変更であるため、全体的に明るくなったことも驚きの1つではあるのですが何より感じたのは「暗所の画像処理」です。
フルサイズセンサーを積んだ機材なので夜に強いのは知っていましたが具体的にどの点で強いのかが分からなかったので計3回、空港に通って夜撮影をしていてどの場合に置いても感じたことでした。
背景の黒い部分に紫や青、緑のカラーノイズを見ることが多かったx4の描写でしたが6D2ではそのカラーノイズは滑らかな黒色に変わっていました。
ここにはCanonの8年間のセンサー技術の向上を垣間見ることができました。
(上2枚はどちらも編集を入れていますが6D2の方はほとんど手を入れてません)
ここで6D2を使ってみて感じた不満点も併せて挙げておきます。
先ず一つ目に遠方から撮影した時の輪郭のボケです
Tamron 70-300mm F4-5.6を用いて撮影を行なっていましたが300mmフルで撮った際に機体の輪郭がボヤけることが多い印象でした。原因はおそらくあげ過ぎたISO(ISO12800-16000を多用していた)と2000万画素台と暗所を描写するには少し物足りない画素数であったことが原因ではないかと思われます。
この点から暗闇での撮影時、必要なのは明るさ(ISO感度)の余裕だけでは無く輪郭など描写を左右する画素数も必要であることが分かりました。
ここで
2000万画素台、ISO100-40000のEOS 6D markii。3000万画素台、ISO50-32000のEOS 5D markiv。
二つを比べた時に用途によっては6D2、5D4で同等レベルの比較になるのではと思いました。
例えば主に動体や街撮りメイン、暗所多めの方々はISOに余裕がありバリアングルである6D2を。
動体の中でも輪郭がはっきりして欲しいもの(機体番号など)が暗所で動いているものを撮影したりISOを上げても灯火類などの光源による影響で輪郭をぼやかしたくない方々には5D4が適しているのではと思いました。
もちろんこれはEFレンズ群の機材のお話であり、EOS Rシステムが入ってくると描写性能が全体的に上がった機材達が並ぶのでRシステムのお話はカットしてありますが、Rシステムが高価でなかなか手の届かない方や今のEFレンズ群の機材で購入を悩んでる方には参考にしていただけると幸いです。