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Appleの新CMがおもろいって話

昨日、Appleは新しいCM「視線」(英語版タイトル: "Flock")を公開した。内容はApple製品のみに搭載されている専用ブラウザ:"Safari"の宣伝、具体的には他のブラウザよりもプライバシーに配慮してますよ、というものだ。SafariのWebサイトではGoogle Chromeと比べてT昨日、Appleは新しいCM「視線」(英語版タイトル: "Flock")を公開した。内容はApple製品のみに搭載されている専用ブラウザ:"Safari"の宣伝、具体的には他のブラウザよりもプライバシーに配慮してますよ、というものだ。SafariのWebサイトではGoogle Chromeと比べて以下の画像のような点でプライバシー性が高いと述べられている。

まぁ、そんなことはどうでもよく、映像作品として新CMの完成度が高い。
一度も見たことない方はとりあえず見てほしい👇

CGクオリティの高さ

人を追跡する翼の生えた防犯カメラの挙動がまるで鳥のようにしか見えない。一本足でぴょんぴょん跳ねるかわいらしい姿は某P〇XARのあいつを思い出してしまった。足を折り曲げて飛び立つ挙動や翼を畳む挙動、スマホをのぞき込む挙動など一つ一つの細かい挙動が作りこまれている様子がよく分かる。
一つのカメラに限らず、登場するカメラ全て一つ一つの細かい挙動もリアルだ。例えば、一つのカメラが飛び立つシーンで質の高さが伺える。

飛び立つカメラに視線を向ける左端、右端のカメラ。互いに顔を見合わせる右2,3のカメラ。

飛び立つカメラに目を向けるカメラや互いに顔を見合わせるカメラはまるで生きているかのようで非常に愛くるしい。
もう一つすごいと思った点はカメラの影がしっかりつけられている点である。カメラの群れが飛び立つシーンではカメラの影一つ一つが精度高く描かれていて感動した。

言葉を使わない演出

演出が分かりやすいよね。Appleのようなグローバル企業では言語をできるだけ少なくすることが望ましいことは言うまでもないかもしれないが、映像で魅せるっていうのはシンプルでかっこいい。CMでは、ユーザーがSafariにアクセスするとそれまでストーカーのように付き纏ってきたカメラ共が爆発四散するというシンプルさ。ガキでも分かるメッセージ。
最後のシーンもいいよね。Appleのロゴを南京錠に見立てて、ロックすると同時に遠くで横断しているカメラが弾け飛ぶっていうw。凝ってるなぁって感じ。

爆発するカメラ鳥

SEの音ハメが気持ちいい

数多くのSEがこの動画内で使われているのだが、それが焦燥感を駆り立てるbgmに見事にマッチしている。特にインパクトがあるのが女性が悲鳴を挙げるシーンだが女性の悲鳴とフルートの旋律がちょうど繋がっていて綺麗に曲の中に溶け込んでいる。これやりたかったためだけにこの曲選んだだろ…
流れている曲に興味が出て調べてみたところ、フルート奏者であるBjörn J:Son Lindhによって1987年に発表された「Bike Voyage II」に収録されている「Billathi Askara」という曲らしい。(アラビア語らしいというのは分かっているがどういう意味か分からない。有識者求む。)
なんと現在Youtubeの公式チャンネルらしきものがあるのだが、なんと登録者が776人しかいない(2024/7/16現在)。再生数も2000程度である。Appleはどうやって見つけたのだろう…

最後に

1分半くらいのフルバージョンが本家のチャンネルの方にアップされているそちらもぜひご覧あれ!


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