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悪神を召喚した理由。

あまり精度はよくないが、行けそうなので上の方に聞いてみました。(話半分でお願いします)

私: 進化にある程度負荷は必要だとは思うけれど、あえて悪神を連れてきた理由は?

何不自由ない楽園生活だと、一向に意識が進化しないし、この宇宙や魂自体が退屈をしてしまう。
神の裏返しである悪魔を負荷として使うのはいいアイデアであった。

私:  しかし悪神がやりすぎて、一度宇宙自体が破壊してしまったと聞いたが。


確かに、負荷が多すぎず少なすぎないバランスを見つけるのが難しい。試験運用して見極める。

私:    われわれが今いる宇宙も試験運用中ってこと?

実際、失敗しても時間を戻してやり直せるし、今の宇宙も何回か上書きされている。最適解がみつかるまで永遠の時間があるし、これまでもそうだ。

私:    自分の寿命の間には完成しそうもないですね。

君たちの肉体の時間では計りようのないスケールであることはいえる。悪神についても君たちには恐怖でしかないだろう。我々の視点では悪神も進化を促す道具のひとつでしかない。一個人の感情よりは「人類の種として魂の成長」という視点でみている。

私:    私等は実験中で観察されていると?

われわれは成長を見守る親のような目線でみている。「魂の分け御霊」という言葉をきいたことがあるだろう。我々と君たちも同じ源から生まれている。ただ、グラデーションが違うだけだ。

私:      グラデーションって?

密度の違い。   (解釈が難しい)

私:    で、私達がうまく成長できたとして、その先はどうなるのかな?

この宇宙が本格運用したときにバランスをとる役割が期待されている。自由意志の宇宙に秩序というバランスをもたらすためだ。
安楽過ぎると成長がとまり宇宙自体も行き詰まる。悪神の要素は刺激的だが破壊方向に進む。そこにある程度の秩序というバランスを加えてみる実験が進行中だ。

私:   この宇宙は科学的な秩序でパランスしてるんじゃなかったの?

設計の時点でもバランスは考えているが、実際に運用してみないとわからないことはあるのだ。この宇宙の親宇宙でも運用試験は繰り返され、結果は次の子宇宙に渡される。情報は宇宙間でも取り交わされるが、子宇宙がどのモデルを採用していくかは誕生時に決まる。親宇宙の反転したモデルになることがある。

今日はここまで。



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