競技MTGで勝つ方法の検討(来年の調整方法の検討)

【目次】
1. 今年のプレミアイベント毎の結果と調整方法の振り返り 前半(過去記事)
2. 今年のプレミアイベント毎の結果と調整方法の振り返り 後半 (前回記事)
3. 来年に向けた調整方法の検討(今回)

前回までは、私の今年のMTGの調整過程や結果を振り返って来ました。
それなりにうまくいったこともあれば、大失敗したこともあります。今回は、改めてMTGで勝つ(競技イベントで勝つ)ために必要なことを、考察してみたいと思います。

私は、MTGというゲームで勝つために必要なことは、以下4点に集約されると私は考えています。
それぞれについて考察しつつ、来年の取り組み方を考えてみたいと思います。

1. デッキ(アーキタイプ)選択

大会当日のメタゲームを予測し、ベストなデッキを選択します。
極端な話、9割が赤単バーンで1割が青白コントロールのメタゲームであるとわかっているのであれば、私は白単ライフゲインを使います。


ここで大切なのは、"環境に存在するデッキに有利" ではなく"自分が出場する大会に他の人が持ち込むであろうデッキに有利"が勝つためには必要です。

これまた極端な話ですが、世間一般的に赤単バーンがトップメタと言われている環境であったとしても、今自分が出ようとしているお店で青白コントロールが流行っているのであれば、そのお店で白単ライフゲインを使うべきではないのです。

【振り返りと来年に向けて】

今年の私は、このデッキ選択という観点では、かなり上手くいっていたと思います。(ラストサンのモダンを除く)

しかしながら、これはたまたま自分が使いなれているデッキが、メタゲームに一致していたからともとることができます。ラストサンのモダンのように、自分が慣れているデッキがないと、情でのデッキ選択を行い、大敗を喫する・・こともあります。

ただし、環境のベストデッキを探すのは、1人ではかなり難しい作業になると考えています。
2. でお話しする、各アーキタイプとのマッチアップ相性を考慮した上で最終的に決定することになりますが、膨大なデッキをすべて1人で試していくのは不可能に近いです。

ここで大切なのは、いかにグループで(複数人で)デッキ選択の工程を実施するか、ということにあると思います。机上の空論ですが、環境に存在するアーキタイプをすべてリーグ形式でマッチさせて、それぞれの相性やマッチのキーとなるプレイを考察し、その上で環境の最適解を導くことがもし出来たなら、私達はそのデッキを使うことがもっと優れたデッキ選択となると考えます。

無論、そこに"情"は挟むべきではありません。ベストデッキを使ったことがないなら、嫌わずに^_^使う努力をするべきです。

努力の結果は、きっと報われる


2. 練習とデッキの練りこみ

使うデッキを決めたら、そのデッキでいろんなデッキと対戦し、どのデッキに対して有利で、どのデッキに対して不利なのかを検討します。
(この工程は、1のデッキ選択の段階である程度実施していることが多いですが、一応こちらにも記載しておきます。)

その後、メタゲーム上の各デッキに対して、どういう回り方をしたら勝ち、どういう回り方をしたら負けるのかを検討します。
ここで大切なのは、有利であろうマッチアップに、どうなったら負けるのか、不利であろうマッチアップで、どういう道筋をとったら勝てる可能性があるのかを考えることです。

上記は、メインボードで考えるのはもちろんですが、サイドボードでも同じことを考えるべきです。流行っているリストを確認しながら、相手のサイドプランを予測し、こちらがどのようにサイドするのかを考えることが大切だと考えます。

以上の工程を検討し、メインボード60枚+サイドボード15枚を決めます。

【振り返りと来年に向けて】

今年の私は、時間がなかったのもあり、この工程を省略しがちでした。
メタゲームでの最適解を妄想する(しかも自分が使えるデッキのなかで)ことに注力しすぎ、デッキを決めるのが当日朝2時、ということが日常茶飯事でした。

そのような状態なので、場合によっては一度もその環境で回したことのないデッキを選択することも多々ありました。結果は、当然負けます。

繰り返しになりますが、グループで調整し、記録を残し共有することによって、この過程は大きく省略することが可能です。デッキを選択する過程で多量のマッチアップをこなしているのであれば、そのデータにより、コツをつかむことが出来ます。

また、他人と不利なマッチの練習を繰り返すことによって、どのような道筋を辿ったら、勝てるようになるかを検討することが出来ます。この過程を踏むことによって、ベストデッキは更なる板デッキへと昇華できると考えます。

今年、GP静岡に向けた練習過程において、グリデルと相性の悪いマッチアップ(赤単プリズン、デスタク 、BGデプス)を繰り返し何時間も練習しました。その結果、それらのデッキが何されたらキツイのかを体感することが出来たと思います。

3.  運

・先手を取れるかどうか
・キープに値する土地があるかどうか
・相手がマリガンしてくれないか
・土地を引き続けないか

など、このMTGというゲームは、運で決まる部分が多くあります。MTGの神様が自分に微笑んでくれるように、常に善行をしたいものです。お参りにも行きましょう。

【振り返りと来年に向けて】

お参りにあまり行かなかったので、来年は行きたいと思います。

4. 体調管理とメンタルの維持

大会当日に睡眠不足だったり、風邪を引いてだるかったり、また朝ごはんをたべないなどの理由で、ミスをしやすい状態で大会に臨んでしまうことがあるかと思います。
勝ちを目指すのであれば体調管理や、1回のミスを引きずらないなどのメンタル管理をしっかりする必要があります。

【振り返りと来年に向けて】

風邪ひかない!運動する!食べ過ぎない!


以上三部作終了です。
感想などいただけたら、大変うれしいです。








MTG(マジック:ザ・ギャザリング)で勝つために試行錯誤中。グランプリトップ8、プロツアー出場を目指して行きたい。横浜近辺、特に信心亭、MOでよくプレイしています。