130日目。
窓を開けると金木犀の香りが部屋に入ってきた。
もうこんな季節になったのかと
季節が移ろいでいくのを匂いから感じた。
あっという間と月並みな言葉で片付けてしまいたくはないが、
そうせざるを得ない。
元彼に振られたのは今年だったのか、
はたまた私は付き合っていたのか?
自信がない。
この一年成長したかと聞かれると
全く成長していない。
何か新しい始めてはいないし、
変わり映えのない毎日を送ってしまった。
これを無事に50年繰り返したら死ねるのか。
もうすでに30年近く生きてきている。
いつ死ぬかは分からない、
もう折り返しているのかもしれない。
そんなことは誰も分からない。
神も仏も知らないだろう。
さ、明日は金曜だ。
さっさと仕事終わらせてさっさと帰ろう。